ゴジラシリーズ(昭和)のアンギラス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 03:31 UTC 版)
「アンギラス」の記事における「ゴジラシリーズ(昭和)のアンギラス」の解説
ほかの作品と違いアンキロザウルスが放射能の影響を受けて怪獣になった、もしくは劇中で音無美雪の台詞にあるように「X星人の遺伝操作によって遺伝子にM塩基を入れられたり、一から造り出された」という設定。 頭の角は初代同様の7本となり、背中の棘も整列しているが、先代2種が後方に反っていた形状なのに対して前向きに反っているほか、肩や腿の部分に棘状の突起があるのも違いとなっている。また、全身が丸みを帯びており、尾には突起物が付いている。体を丸めて高速で跳ね転がる暴龍怪球烈弾(アンギラスボール)という必殺技を駆使し、過去の映画とは異なる戦い方を見せる。 X星人に操られて上海を襲撃し、地球防衛軍の空中戦艦火龍と戦っていた最中、X星人により一度は消滅させられる。その後、地球侵略の意図を明らかにしたX星人により他の怪獣たちとともに地球へ投入され、再度上海を破壊して火龍を暴龍怪球烈弾で撃沈すると、富士の樹海でゴジラにラドンやキングシーサーとともに戦いを挑むも、三位一体の攻撃はジャンプでかわされ、アンギラスは踏み台にされる。続いてラドンとの連係によるアンギラスボールとして一度はゴジラに命中するものの、二度目はよけられてラドンと衝突する。さらに空中へ弾かれた状態からキングシーサーにシュートされ、岩盤へ激突する。最後は飛び膝蹴りをかわされたキングシーサーにぶつかられ、ともにノックダウンとなる。脚本に存在した、「とどめの放射熱線」は省略された。 なお、劇中には「バンクーバーの子供がアンギラスのソフビ人形を手に取った途端、テレビでアンギラスの上海襲撃映像が流れる」というシーンがある。 スーツアクター:小倉敏博 デザインは西川伸司。腹の格子模様はバラゴンをモチーフとしている。また、球体化を前提に手脚の側面にトゲを追加している。 原型は伊藤成昭が手掛けた。スーツは4足歩行と直立歩行の両方に対応できるよう制作された。トゲはアクションを考慮してウレタン製となっている。アンギラスボールは、造形物をブルーバック撮影している。 書籍『ゴジラ大辞典【新装版】』では、名称をアンギラス(3代目)と記載している。
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