ゴジラシリーズと戦争映画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/06 01:45 UTC 版)
「東宝特撮」の記事における「ゴジラシリーズと戦争映画」の解説
1960年代になると日本映画自体の斜陽化が始まり、東宝特撮も大きな岐路に立たされる。好調であった特撮路線に海外資本を取り込み、『フランケンシュタイン対地底怪獣』『怪獣大戦争』『キングコングの逆襲』など日米提携作品を制作した。 一方で、円谷が手がけ、1966年に放送が始まったテレビ特撮作品『ウルトラマン』は高視聴率となり、映画会社にとって格下と看做されていたテレビとの逆転が生じた。これにより第一次怪獣ブームが巻き起こるが、観客層は低年齢化していった。 「第一次怪獣ブーム」も参照 その影響を受けてゴジラシリーズも、第一作で恐怖の象徴であったゴジラも「子供のヒーロー」としての脚色がされるようになる。海外の映画会社との共同制作となった1969年の『緯度0大作戦』は相手側制作費を肩代わりしたにもかかわらず、興業に失敗。 結果として、ドル箱作品であるゴジラシリーズと空戦や海戦のシーンで特撮が用いられていた戦争映画だけが東宝特撮作品として残ることになった。さらにゴジラシリーズは、東宝チャンピオンまつりとして子供向け同時上映興行に組み込まれた。 「東宝チャンピオンまつり」も参照
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