コンバインド・コミュニケーションズの所有権
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 06:46 UTC 版)
「KOCO-TV」の記事における「コンバインド・コミュニケーションズの所有権」の解説
1969年11月、シマロン・テレビジョンは、アリゾナ州フェニックスに本拠を置くコンバインド・コミュニケーションズ・コーポレーション(Combined Communications Corporation、CCC)にKOCO-TVを650万ドルで売却すると発表した。これは、KTARブロードキャスティング・カンパニー(KTAR Broadcasting Company)(フェニックスの旗艦局KTAR-AM(英語版)-TVの所有者)とエラー・アウトドア・アドバタイジング(Eller Outdoor Advertising)(CCC社長のカール・エラー(英語版)によって設立された会社)の合併により、同年初めに設立されたCCCがこれまでに取得した最初の放送施設だった。この売却は1970年7月17日にFCCの承認を受けた。1977年2月、グループの殆どのテレビ局で、1976年初頭にピーターズ・プロダクションズ(Peters Productions)がニューヨーク市のトリビューン・ブロードキャスティング(英語版)が所有するニューヨーク市の独立局(英語版)WPIX(現:CW系列)向けに最初に開発した「Alive」ブランディングコンセプトのコンバインド・コミュニケーションズの展開の一環として、放送上のブランディングとして「5 Alive」を採用した。1976年9月にアトランタの姉妹局WXIA-TV(英語版)が「11 Alive」として識別し始めた時に使用したものと同様のロゴが付いていた(2017年現在、WXIA-TVは、ケンタッキー州ルイビルの姉妹局WLKYとインディアナ州フォートウェインの元姉妹局WPTAでも使用されていた「Alive」モニカを引き続き使用している4つの旧CCCアウトレットのうちの唯一の局である)。 1977年3月31日、ワシントン・スター・コミュニケーションズ(英語版)は、KOCO-TVとCCCの約6,500万ドルの議決権の無い優先株と引き換えに、ワシントンD.C.の旗艦局WMAL-TV(現:WJLA-TV)をコンバインド・コミュニケーションズに売却すると発表した。これまで単一のテレビ局にとって最大の購入価格であると考えられていたこの取引は、印刷メディアと放送メディアの所有権を多様化するためのFCC規則制定に準拠するために行われ、その下で代理店はワシントン・スター・コミュニケーションズに、1979年1月までにワシントンD.C.地域のメディア資産の1つを除く全てを売却するよう要求した。売却による収入と、ワシントン・スター・コミュニケーションズがコンバインド・コミュニケーションズストックの買い戻しを通じて20年以内に受け取ったであろう合計6,500万ドルは、ワシントン・スター紙の継続的な金銭的損失を相殺するために使用された。売却は1978年1月にFCCから最初に承認を受けたが、最終決定されることはなかった。同年2月3日、CCCとの売買契約が満了する3週間前に、ワシントン・スター・コミュニケーションズはワシントン・スターをタイムに2,000万ドルと800万ドルの債務の引き受けで売却した。FCCはその後、新聞の財政的安定を確保することに関する取引の基礎を考慮して、タイムズによるスターの買収についての問い合わせが出るまで、譲渡の承認を取り消した。3月初旬(元の2月24日の公聴会の日付から再スケジュールされた)のWJLA-KOCO取引の承認を再検討する会議で、委員会がワシントン・スター・コミュニケーションズ社長のジョー・オルブリットン(英語版)がスターを保持することを約束しておらず、承認命令を再評価しても当初の決定を覆す理由がないと判断した後、FCCは再び放送局取引の承認を与えた。それにもかかわらず、3月24日、公聴会の日付が遅れた後、FCCの公聴会訴訟事件一覧表に対応するためにCCCとの売買契約を2回延長したスター・コミュニケーションズは、アダムズ・モーガン・オーガニゼーション、全米女性同盟(英語版)コロンビア特別区支部、D.C.メディア・タスクフォース、全米ブラック・メディア連合が、マイノリティが所有するグループが会社の放送資産を取得するための資金を調達するのを支援する努力を怠ったとしてスター・コミュニケーションズを非難した上訴を理由に、売却を終了した。
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