コンバインの発明と改良
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/10 19:25 UTC 版)
「コンバインハーベスター」の記事における「コンバインの発明と改良」の解説
コンバインは米国で発明され、1834年にハイラム・ムーア(Hiram Moore)が特許を取得、また同年に刈取機の特許をサイラス・マコーミック(Cyrus McCormick)が取得した。 初期のコンバインのうち、特に大きなものは多頭立ての馬やラバに引かせ、機械の原動力は車輪の回転力を取り出して利用した。その後、トラクターで牽引し、そのトラクターのPTOから取り出す動力を使うようになった。 これらのコンバインは、ワラ屑から穀粒を分離するためにふるいを使い、ストローウォーカー(偏心したシャフトの上で揺動する、ギザギザが付いた格子)がワラを後方に排出し、穀粒のみを貯める。 牽引式のコンバインは、穀物の選別に独立したガソリンエンジン、またはディーゼルエンジンの動力を使うように進化した。今日のコンバインは、自走式であり、動力にディーゼルエンジンを使用する。 コンバインの設計における重要な進歩は回転式のデザインだった。ワラ屑と穀粒は強力な回転ファンを使用して選別された。軸流式(Axial-Flow)のコンバインは1977年にインターナショナル・ハーベースター (International Harvester) が発表した。1980年代には、より適切な能力で脱穀するために電子制御が普及した。この新しい装置によって最適化された刈取速度やその他の操作により、オペレータはより良い穀物を得ることが出来るようになった。
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