コンバインドサイクル発電所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 16:46 UTC 版)
「火力発電所」の記事における「コンバインドサイクル発電所」の解説
ガスタービンの排熱で汽力発電も行う、コンバインドサイクル発電の設備をもつ発電所。 2重に発電を行うため、他の発電方法と比べ熱効率が高く、ガスタービンであるため始動性も良い。 ガスタービンと、蒸気タービンを組み合わせた小容量のユニットを複数設置し、3〜6台ずつグループとして運用するため、起動・停止や出力の変化が速い。 系列あたりの出力は大容量でありながら、上記運用方法により効率の低下が少ないという特徴がある。 採用例北海道電力 苫東厚真発電所3号機(8.5万kW):商用では世界初の加圧流動床複合発電(PFBC)方式を採用。※2005年10月廃止 JR東日本 川崎火力発電所1号機(14.42万kW):日本初のコンバインドサイクル発電方式を採用。 東北電力 東新潟火力発電所3号系列(121万kW):日本初の大容量コンバインドサイクル(CC)発電方式を採用。 中国電力 柳井発電所2号系列(70万kW):日本初の1,300℃級改良型コンバインドサイクル(ACC)発電方式を採用。 JERA 川崎火力発電所1号系列(150万kW):日本初の1,500℃級コンバインドサイクル(MACC)発電方式を採用。 JERA 知多第二火力発電所1、2号機(各85.4万kW):ガスタービン発電設備を追設し排気再燃型1,300℃級ACC方式に変更。 中国電力 水島発電所1号機(28.5万kW):設備更新で1,400℃級ACC方式に変更。
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