コンバタント-I型
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「ラ・コンバタント型高速戦闘艇」の記事における「コンバタント-I型」の解説
初号艇である「ラ・コンバタント」は、新しい沿岸警備艇(patrouilleur garde-côtes)のプロトタイプとして、1960年度計画で建造され、1963年6月20日に進水した。設計にあたっては西ドイツのリュールセン社の支援を受けた。低磁性化の要請から、船体は繊維強化プラスチックと合板による軽量構造とされた。 短距離の侵入作戦であれば80名のコマンド部隊を便乗させることができた。当初はSS.11対舟艇ミサイルを備えていたが、後にエグゾセ艦対艦ミサイルの試験に供されて、輸出向けのミサイル艇の基礎となった。 実際の輸出は、より大型のコンバタント-II/III型が先行し、このコンバタント-I型は長らく成約がなかったが、1995年、湾岸戦争から復興するクウェート海軍が8隻を発注し、ウム・アル・マラディム級(アラビア語版、チェコ語版、ロシア語版)として1998年より就役を開始した。
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