ゲーム機としてのM2とは? わかりやすく解説

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ゲーム機としてのM2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 09:01 UTC 版)

3DO M2」の記事における「ゲーム機としてのM2」の解説

3DO M23DO社によって、3DOインタラクティブ・マルチプレイヤーの拡張機器として1994年より開発スタートした開発コードネーム3DO II、あるいはBulldog、あるいはMark II Accelerator、あるいはM2 Acceleratorとも呼ばれ最終的にM2が正式名称となった3DOにM2アクセラレーター取り付ける事によって、64bitゲーム機アップグレードされる予定だった。 最終的に3DOの上互換機として1995年1月発表された。1995年度のE3では、M2用として開発中レーシングゲーム(『IMSA Racing』)などのデモンストレーショントリップ・ホーキンスによって行なわれた。1996年末頃までの発売予定されていた。 1995年末、M2の権利3DO端末権利とともに松下電器産業10億円とも100億円とも言われる巨額金額買収されPanasonic M2となった1996年にはM2のハードやソフトの開発などを担当する松下電器産業ゲーム部門としてパナソニック・ワンダーテインメント社設立され、M2の最終的なスペック確定された。M2の性能SEGA Model3基板とほぼ同等、すなわち当時最も高性能競合機であったNINTENDO64の約10倍の性能であると松下主張していた(しかし後の飯野賢治証言によると、それは誇大広告であった)。CPU3DOのARM6からPowerPC602に変更されており、3DO端末との互換性はないが、既存3DOユーザー向けにも何らかのアップグレード施策を取ることが約束されたソフトウェアとしてはワープが「Dの食卓2」を開発中であることと、コナミおよびカプコンアーケード基板としてM2のアーキテクチャ採用したことが公表された。パナソニック・ワンダーテインメントはM2の発売時期について明言しなかったが、1997年4月から6月かけてと予想されていた。 1997年には松下とGoldstar(現・LG電子)からM2端末プロトタイプ発表されたが、3DO売上不振競合機爆発的普及に伴い1997年6月松下電器産業家庭用端末としてのM2の発売断念することを発表1997年7月3日、M2の開発断念する事が発表された。 結局M2用ゲームとしてタイトル公表され唯一の作品となったDの食卓2」は、M2の販売延期および販売戦略見直し伴って何度も作り直しをする羽目になった挙句1999年に「D2」としてドリームキャストでの発売となった松下煮え湯飲まされつつもようやく「D2」の発売こぎつけたワープ飯野賢治は、1998年アメリカゲーム雑誌Next Generation誌のインタビューでその喜び語り、「ドリームキャストはM2の3-4倍の性能がある。M2はNINTENDO642-3倍の性能があったが、それ以上のものではなかった。それでも1996年-1997年にかけての時点では未だ高性能マシンだったが」と証言した1997年から1998年にかけて、公約通りコナミアーケードゲーム基板タランチュラ」として採用されたが、CD-ROMドライブ採用によるアーケードゲームとしては致命的なロード時間長さなどから評価低く、5本で採用されたに留まるコンシューマゲーム機としてはソフト・ハード共に発売されなかったが、「vizHouse」やキオスク端末などの業務用機器として販売されハード市場存在しており、また対応ソフトとしてはレーシングゲームIMSA Racing』のベータ版2010年流出したため、一応ゲーム機として利用可能になった

※この「ゲーム機としてのM2」の解説は、「3DO M2」の解説の一部です。
「ゲーム機としてのM2」を含む「3DO M2」の記事については、「3DO M2」の概要を参照ください。

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