パナソニック・ワンダーテインメント社
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「3DO M2」の記事における「パナソニック・ワンダーテインメント社」の解説
パナソニック・ワンダーテインメント社とは、1996年4月1日に設立された松下電器産業の子会社である。松下電器産業のゲーム部門として、3DO社より引き継いでM2のハードウェア開発を行い、またゲームソフトの開発も行った。松下電器産業は1993年より(ゲーム機としてではなく)情報家電として3DO端末を展開していたが、3年目にして初めて設立されたゲーム部門である。 しかし1997年6月、3DOの販売不振や競合機の爆発的普及などの理由から、ゲーム機としてのM2の発売を断念することを発表。パナソニック・ワンダーテインメントはM2のローンチに向けて相当数のタイトルを開発中であるとされていたが、結局それらは公表されなかった。 その後は他社ハード向けソフトメーカーとしてドリームキャストやワンダースワン向けのゲームソフトなどを開発していたが、1999年3月、松下電器産業はゲーム部門からの撤退を発表。同社が開発中であった「WEB MYSTERY 予知夢ヲ見ル猫」(ドリームキャスト)と「語楽王 TANGO! WS」(ワンダースワン)は他社に引き継がれて発売されることとなった。 松下電器産業のゲーム部門は、結局1つのハードもソフトも発売せずに終了した。
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