ギャオス・ハイパー
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『ガメラ3 邪神覚醒』に登場。劇中では単に「ギャオス」と呼ばれる。 前作『ガメラ2 レギオン襲来』のレギオン戦でガメラが大量の「マナ」を消費した影響により、世界中にある耐久卵が一斉に孵化したことが示唆されている。『1』のギャオスに比べて体格はよりシャープかつ動物的なものとなり、体色も黒っぽくなっている。両翼の上部には新たに肘が形成されており、被膜を支える指のうち2本が肘の先から生えているほか、翼の皮膜のない3本の指の1本が親指のように生えている。また、飛行能力のみならず繁殖力も大幅に増大しているほか、パンフレットによると爪に猛毒を持つ。 物語冒頭、東南アジアにて幼体の死骸が確認できるほか、メキシコにおいても成体の目撃が報告される。日本には渋谷近辺に『1』のギャオスと同じサイズにまで成長した個体が2頭出現するが、1頭は画面登場の時点でガメラの火球によって墜落したうえ、全身に大火傷を負って眼球が飛び出すなどの深刻なダメージを受けた状態であり、この個体は墜落後に着陸したガメラにとどめを刺された。もう1頭はガメラと渋谷にて交戦し、プラズマ火球の連射を回避しながら超音波メスを放つなどの高い戦闘力で渋谷が壊滅するほどの激戦を展開するが、ガメラがビル越しに放った火球を回避しきれず、連射の直撃によって粉砕された。この戦闘の余波で尋常ではない人的・物的被害が出たため、日本政府はガメラ排除の方向に移行した。なお、世界中に大量発生したその他の個体も、ガメラによって倒されていたことが劇中の台詞で示唆されている。 ラストではギャオス・ハイパーの大群が日本に向かって飛来するシーンが描かれ、対イリス戦による満身創痍の身を押して大群に立ち向かおうとするガメラを日本政府と自衛隊は総力で援護し、ガメラと共闘する方針を固める。物語は炎上する京都の空に向かって咆哮するガメラのシーンで終了しており、その後の詳細は不明。 造形物は着ぐるみではなく、すべてギニョールや操演モデルである。実物大の幼体の死骸は、腐乱してハエがたかっている描写のために魚のすり身などを塗るなどしたところ、あまりにもひどい悪臭となったため、撮影終了後にはそのまま焼却処分されたという。 近藤和久の漫画『大怪獣激闘 ガメラ対バルゴン COMIC VERSION』にも登場する。
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ギャオス・ハイパー
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「ガメラ3 邪神覚醒」の記事における「ギャオス・ハイパー」の解説
詳細は「ギャオス#ギャオス・ハイパー」を参照 レギオン戦でのマナの消費により生まれた、『1』の個体とは別種のギャオス。『1』のギャオスと比べると繁殖力、攻撃力、飛行力は大幅に上がっているほか、爪に猛毒を持つ。 体格はほっそりとした動物的なものになっており、体色は黒く、一部に赤が混じっている。渋谷浜辺でも2頭が確認されたが、1頭はガメラにプラズマ火球を当てられて渋谷駅へ墜落して重傷を負った身にとどめを刺され、残る1頭もプラズマ火球を3発連続で当てられて爆死する。 その後、世界中で現れるも全てガメラに殺されている。 ラストでは、大量の個体が日本に向かって飛行する姿が描かれている。 なお、『1』のラストでは「もしギャオスが古代の時代に渡りを行っていたとしたら、世界中にギャオスの卵があってもおかしくない」と今作におけるギャオスの大量発生を示唆する会話がなされている。 劇中においてはギャオス・ハイパーの名称は一度もなく、「ギャオス」と称されている。
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