カルテⅣ「拒食、ふたりの黒い医者」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 07:59 UTC 版)
「ブラック・ジャック (OVA)」の記事における「カルテⅣ「拒食、ふたりの黒い医者」」の解説
ドクターキリコ 声 - 山路和弘 原作でもおなじみ、BJのライバル。自暴自棄になり診療所を飛び出したミシェルを保護する。 原作よりも安楽死はあくまでも苦しんでいる人への救済で、医師として助けられる命は助けるという部分が強く表現されており、疲弊したミシェルが当人と知らずキリコの話題を出した際に拒否したり、保護した際のミシェルの症状の心当たりから「化学及び細菌兵器の全て」と言う医学書を探してきてBJに届け、手術成功の手助けをしている。 その所為か原作と異なり、キリコからのBJの心象は含む部分が無く(少なくともエピソード中には)、「安楽死の是非」と言うお互いの医師としてのスタイルの違い以外は険悪には描かれていなかった。BJ・キリコ共にOVAでは設定年齢が高いと思われるのも相成り、原作とは違い、双方とも作中(BJはOVAシリーズ全編)での言葉遣いが落ち着いたものになっている。 ミシェル・プチ 声 - 土井美加 本名は「ミシェル・ロシャス」、32歳。ようやく売れてきた女優で、無名時代はヌード写真やポルノ映画の仕事しか回ってこなかった。やっとつかんだ主役のためダイエットに励んだ結果、拒食症に陥る。実は死んだ親友のカティナと同じく、生物兵器(患者の脳に寄生する擬態型エキノコックス)に感染していた。BJの手術によって助かり、無事に主演作を完成させる。 カティナ・アレコ 声 - 氷上恭子 ミシェルの幼馴染で2歳年上で、作家を志望していた。幼い頃、ミシェルと共によく廃墟と化したアンジェ村の軍廃棄物処理施設に行き、動物などを手厚く葬り、夢を語り合った仲。ミシェルが親の離婚の都合で村を去った1年後、肺炎で亡くなった事になっていたが、後のアレックスの発言からミシェルと同じ症状のエリテーマ(赤い斑点)が体中にでき死亡したのを、あまりに哀れで奇妙な死だった為死因を肺炎という事にしたのが判明した。 アルマン・ロシャス 声 - 滝口順平 ミシェルの叔父で医学博士。小さな診療所を営んでいる。両親の離婚後、ミシェルを引き取って育てて来た。 アレックス・レイ 声 - 土師孝也 本名は「ニコラス・アレコ」。ミシェルが主演している映画の監督。実はミシェルの親友だったカティナの兄。ミシェルを主役に抜擢したのは偶然だった(彼女の幼い頃の名はミシェル・ロシャスであった為)。 アンドレからミシェルの事を聞いた際、カティナにも死ぬ前にエリテーマ(斑点)が現れたことを思い出す。病魔に蝕まれたミシェルの姿を見て事実を確信し、BJたちにその事を告げる。 アンドレ 声 - 青野武 芸能イブニング誌のゴシップ記者。大抜擢されたにも拘らず、突如消えたミシェルの捜索を開始し、場所を突き止め、マネージャーとアレックスを診療所に連れて行く。ミシェルのこき下ろし記事も多く書いたが、実は売れない頃からの大ファン。 パドリック 声 - 秋元羊介 ミシェルのマネージャー。
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