オペラとの関わり
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岩手県水沢市(現・奥州市)出身。1957年(昭和32年)東京声専音楽学校の第1回オペラ公演モーツァルト『魔笛』に合唱団の一員として参加する。1958年(昭和33年)東京声専音楽学校卒業。下八川圭祐、中村健に師事。同年藤原歌劇団ビゼー『カルメン』から合唱部に入部。1965年(昭和40年)藤原歌劇団団員となり「プレイング・マネージャー」として数多くのオペラ公演に出演。NHK招聘イタリアオペラ公演では1961年(昭和36年)第3回東京文化会館オープニング公演ジョルダーノ『アンドレア・シェニエ』でレナータ・テバルディ、マリオ・デル・モナコといった名歌手と同じ舞台に立ち、1976年(昭和51年)まで全20作品全てに合唱団員として出演。 1975年(昭和50年)藤原歌劇団合唱部常任指揮者。1981年(昭和56年)から財団法人日本オペラ振興会で若手オペラ歌手の育成に携わる。 1994年(平成6年)に、新国立劇場開設準備音楽専門委員会合唱部会委員となり、初代オペラ芸術監督畑中良輔と、専属契約、合唱団の運営、メンバー構成などの話し合いを行い、新国立劇場開設を迎えている。 藤原歌劇団合唱部常任指揮者は2010年(平成22年)まで務める。以後、2016年(平成28年)においても、日生劇場主催ニッセイ名作シリーズ2016ロッシーニ『セビリアの理髪師』において、地方公演を含め合唱指揮を務めている。ソリスト、指揮を合わせ、これまでに関わったオペラは約200本に及ぶ。 2017年(平成29年)7月30日、故郷奥州市において、奥州市文化会館(水沢Zホール)25周年記念オペラ公演プッチーニ『ラ・ボエーム』の公演プロデューサーを務めている。
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