エピソード#04 望月家のお月見
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「岸辺露伴は動かない」の記事における「エピソード#04 望月家のお月見」の解説
スマートフォン・PC用アプリ『少年ジャンプ+』で2014年9月22日にアプリのスタートを記念して無料公開された47ページの短編作品『岸辺露伴は動かない エピソード4 望月家のお月見』。英題は『The Harbest moon』。 あらすじ 露伴は最近取材に行けていないとして、自宅の近所に住む望月家について語りだす。 この家は直系の先祖全員の命日が必ず中秋の名月であるという奇妙な宿命を持っており、死を逃れるには中秋の名月に家族揃って月見をする必要があった。 そして今年の中秋の名月である2014年9月8日、家長である望月昇の主導のもと、例年のように月見が行われる。 登場人物 作中に登場する望月家は露伴が付けた仮名。犬を飼っている。作品解説によると、彼らは『ジョジョリオン』の東方家とリンクするような一家とのこと。岸辺 露伴(きしべ ろはん) 本エピソードのナビゲーターで冒頭のみの登場。杜王町に住む人気漫画家。最近は予定が一杯で取材旅行に行っていない模様。レストラン「トラサルディー」で食事をしながら、近所に住む望月家とその奇妙な宿命について語りだす。 望月 昇(もちづき のぼる) 望月家の16代目家長。50歳会社員。死ぬのは必ず中秋の名月の日であるという望月家の宿命を誰よりも理解しており、死の宿命を逃れるために家族全員を月見に参加させようと奔走する。 望月 晴瑠子(もちづき はるこ) 望月昇の妻。46歳専業主婦。子宮頸がんの検査で陽性反応が出ており、夫の昇から「望月家は中秋の名月の日以外は不死身」「月見が無事に終われば回復に向かう」と教えられて月見に参加する。 望月 亜貴(もちづき あき) 望月家の長女。21歳の大学生。彼氏のもとへ外出しようとしていたが、昇によって制止され、しぶしぶ月見に参加する。深夜に彼氏の電話がかかってきたことから言いつけを破って外出し、望月家の死の運命に襲われそうになるが、偶然にもその直前に彼氏からのプロポーズを受けて望月家の人間ではなくなったことから命を取り留める。 望月 猛(もちづき たける) 望月家の長男。15歳の中学生。野球の特待生での進学を目指しており、9月8日も本来は試合に行かないといけない状況だったのだが、昇によって強引に引き止められた。 望月 ミツ(もちづき ミツ) 望月家の祖母。78歳。月見の最中に偶然から金魚をのどに詰まらせて死にかけるが、月見に参加していたためか死なずに済んだ。 月の兎 望月家の死の宿命を管理する存在。兎を擬人化したような姿をしており、網目模様の入ったスーツとマスクを着用している。人の目には見えない。 毎年中秋の名月の日に現れ、この日に月見をする決まりを破った望月家の人間を「望月家に決められた事」として事故に見せかけ殺害する。なぜそのようなことをするのかについては劇中で一切語られていない。 月見を抜け出し、彼氏に会いに行った亜貴にスズメバチをけしかけて殺そうとするが、その直前に彼女が彼氏からのプロポーズを受けて望月家の人間ではなくなったことから殺害を中止し、たまたま付近を通りかかったライダーを数合わせと称して殺し、天に帰っていった。
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