アーマードバトル
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※本項アーマードバトルの試合風景ではないことに留意。

アーマードバトル(英: armored battle)は、かつて14世紀から15世紀の中世後期ヨーロッパに実在した鎧を、デザインや材質など、可能な限り史実に忠実に再現し、ギャンベゾンの上にこれを装備して戦うスポーツである[1]。
概要
中世後期当時のヨーロッパ騎士たちが戦闘の練習としておこなった試合形式のゲームは、その当時からルールとして突きが禁止され、刃のついていない武器などを使っており、それ専用の甲冑やヘルムも存在し、まさしく今日のスポーツであった。アーマードバトルは、この中世の戦闘練習試合を現代に再現しているともいえる。
ただし、中世当時と異なるのは、安全基準を満たせば日本や中国などの甲冑、武器も認められる点である。
大会・組織
国際中世戦闘連盟 (IMCF)主催でアーマードバトル国際大会が開催されている[2]。試合は個人戦(Duel:デュエル)と団体戦(Melee:メーレー)に分けて行われる[3]。
日本国内には日本アーマードバトル・リーグが存在する。そこで行われるバトルには、ポールウェポン、ロングソード、ソードといった競技用のツールを使用するが、これらには、日本の法律とリーグの安全規格にのっとり、素材や重量、エッジの丸みなど、厳格な規準が課せられている[4][5][6][7]。
脚注
- ^ 「STEEL!HEROES」エキシビジョンマッチ
- ^ 2017年は5月25日から28日までデンマークにて開催された
- ^ アーマードバトルのルール
- ^ 甲冑で決闘! WOMBでも行われる新競技・アーマードバトルとは?
- ^ JABLとは
- ^ 騎士vs武士、甲冑まといバトル 新格闘技上陸
- ^ en:Knights vs. samurai: It’s the ultimate crossing of swords
関連項目
外部リンク
アーマード・バトル
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「新プラモ狂四郎」の記事における「アーマード・バトル」の解説
本作品では、「アーマード・バトル」と呼ばれる、特殊なシステム上でのバトルが主として行われる。形態としては、あくまでもプラモ由来のデータを用いた仮想現実の戦闘であった「プラモシミュレーション」とは対照的に、「バトルリング」と呼ばれる戦闘フィールドで生身の人間同士が戦闘を行う。フィールドはホログラフィーによって地形が再現され、プレイヤーもフィールド上で「バトルスーツ」が形成され、自動的若しくは任意で着装する。バトルスーツの形態や性能はプレイヤーが保持するプラモ等(モチーフとなるものなら模型である必要もない)と、プレイヤーが有す、「イマジン・パワー」(想像する力)によって決まる。そのためフィールド上ではガンプラなどの人型のキットを用いれば、そのままプレイヤーはキットをスーツとして装着する形になる。即ちガンプラを用いれば、プレイヤーはガンプラに変身する形となる。ただし、手足の寸法比率は装着者に合わせていないと手足がスーツ内で末端まで届かないなどの不具合が出る。 バトルリング内において、バトルスーツとその装備は実体化しており、またキットの素材によって耐久力に差が出たり、予め仕込まれたギミックが再現されるなど、「プラモシミュレーション」と共通する所もあるが、これらも実体化しており、バトル中においては有効な武器として機能する。 バトルスーツを着用したプレイヤーは体力、技量が遺憾なく発揮でき、かつ潜在能力が引き出されるため、通常より身体能力が高められ、場合によっては徒手格闘だけでも相手のバトルスーツを損壊せしめることも容易であるが、スーツの破損はそのままプレイヤーの肉体へのダメージになり、四肢の欠損はそのまま骨折に繋がるなど危険性の高い競技であり、当然スーツを着用していない生身状態でバトルスーツを相手をするのは文字通り自殺行為である。そのため大日本造形学園での校則で禁止される理由となっている。 「アーマード・バトル」には等級があり、頭部ヘルメットのみフォログラフィーが形成される「マスク・バトル」、人型モデルをモチーフにしたフォログラフィーが全身を覆う「アーマード・バトル」があり、さらに最高位モードである「グレート・バトル」では、モチーフが人からかけ離れたものでも(逆に言えばスーツの形態がモチーフからかけ離れた形態に)スーツとして着用する事が出来るだけでなく、モチーフ元には存在しないギミックや装備が追加されたり、物理法則を無視した「必殺技」が使えるようになる。 前述のように、大日本造形学園では、作品の時系列で物語開始時の2年前に校則で禁止され、生徒会の一部以外は知る者がいなかった。そのため「アーマード・バトル」を行える権利を持つ生徒は学内でもエリートとされている。 なお、マニュアルの紛失が政治問題化する可能性を生徒会長が言及しているため、国内外の政府関係者が何らかの形で関わっていた可能性が示唆されていたが、真意は不明。
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