アレクサンドライト【アレクサンドライト】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7949号 |
登録年月日 | 2000年 3月 30日 | |
農林水産植物の種類 | カーネーション | |
登録品種の名称及びその読み | アレクサンドライト よみ:アレクサンドライト |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 4月 2日 | |
品種登録者の名称 | 第一園芸株式会社 | |
品種登録者の住所 | 東京都渋谷区渋谷一丁目1番4号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 池田宗平、兼松功一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,育成系統どうしを交配して育成したものであり,花は淡黄緑の地色に明紫赤色の条が入る盛咲で,中輪の切花向きの品種である。草姿は中間,開花時草丈は高,節数は中である。茎の長径はやや細,茎の硬さは中,色は灰緑,ろう質の有無及び立茎数は中,1茎の側芽及び側枝数は極多,側枝の着生位置は主に中下部,節間長は中,最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形,先端部の形は鋭くとがる,葉巻き程度はよく巻く,最大葉長はやや長,幅はかなり狭,葉色は濃緑,ろう質は中である。つぼみの形は倒卵形,大きさは中,花の重ねは八重,上から見た花形は円形,側面から見た花形は盛咲,花径は中,花色は地色が淡黄緑(JHS カラーチャート3303),複色模様色は明紫赤(同9706),色彩模様は条,複色割合は少,花弁の波状程度は波状,鋸歯の深さは浅,数は少,花弁の長さは中,幅はやや狭,数はやや少,ほう葉の形はⅠ型,数は4枚,長さは中,がくの形は鐘形,がく筒の色は緑,太さは中,長さはやや長,花の香りは弱である。開花習性は四季咲き,がく割れの難易性は難である。「ロイヤル グリーン」と比較して,色彩模様が条であること等で,「インパルス」と比較して,側面から見た花形が盛咲きであること,複色割合が少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成4年に出願者の温室(静岡県駿東郡小山町)において,出願者所有の育成系統どうしを交配し,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,8年に特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
アレキサンドライト
(アレクサンド=ライト から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/05 14:30 UTC 版)
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アレキサンドライト(alexandrite、アレクサンドライトとも)は、1830年、ロシア帝国ウラル山脈東側のトコワヤ(Токовой、Рефт)のエメラルド鉱山で発見された。金緑石(クリソベリル、BeAl2O4)の変種[注 1]。
発見当初はエメラルドと思われていたが、すぐに昼の太陽光下では青緑、夜の人工照明下では赤へと色変化をおこす他の宝石には見られない性質が発見され[1]、珍しいとして当時のロシア皇帝ニコライ1世に献上された。巷説では、このロシア帝国皇帝に献上された日である4月29日が、皇太子アレクサンドル2世の12歳の誕生日だったため、 この非常に珍しい宝石にアレキサンドライトという名前がつけられたとされている。また当時のロシアの軍服の色が赤と緑でカラーリングされていたため、ロシア国内で大いにもてはやされたという説もある[2]。
6月の誕生石のひとつである。
性質・特徴
結晶構造中のアルミニウムが鉄や特にクロムに小規模に置き換わっている。モース硬度は8.5[3]。アルミニウムがクロムに置換されていることによって、可視光スペクトルの黄色領域の狭い波長領域(520 - 620 nm)に強い吸光を示す[4][5][4]。人間の視覚は緑色光に最も感度が高く、赤色光に最も感度が低いため、アレキサンドライトは可視光の全スペクトルが存在する太陽光(または蛍光灯の明かり)の下では緑色がかって見え、緑色光と青色光が弱い白熱灯や蝋燭の明かりの下では赤味を帯びて見える[4][6][7]。この色変化は、多色性に起因する結晶を通して見る角度での色相の変化とは無関係である[4]。
1975年には人工合成に成功し[8]商業生産もされてはいるが、合成宝石自体にあまり人気がないのでその量はわずかで、しかも製造経費が高くつくためほとんど市場には出回らない。
人工合成石は、レーザー脱毛向け医療用レーザー装置の媒質としても使用されている[9]。
産出地
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産地としては スリランカ、ブラジル、ロシア、インド、タンザニア、そしてマダガスカルなどが挙げられる。
一般にロシアのウラル山脈産の石に優れた変色効果が見られるとされているが、稀産であり滅多に市場に出回らないため、ロシア産というだけで高値がついている場合がある。また一方で同地産は内部にインクルージョンや傷を抱えた石が多いとされている。
ブラジル産には透明度、変色性ともに上質のものがまれにみられる。暗緑色ではなく青みを帯びた緑色に変色するものには、特に高価な価格がついている。
スリランカ産は、大きな石の産出が見られるものの、色変化も含めその品質はいま一つとされている。
類似石
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変色効果はこの石のみに見られる特徴ではなく、アメシスト、アンデシン、不純物としてバナジウムを含んだサファイアやスピネル、トルマリン、あるいは一部のガーネットにも同様の効果が見られる石がある。
また天然石のみならず、代表的な人造宝石キュービック・ジルコニア(CZ)や、カラーチェンジのサファイア、スピネルについては極めて安価で人工的に合成もできるため、合成アレキサンドライトと触れ込みのある、安物のジュエリーに使われている石はこうした石であることが多い。
関連項目
注
参照及び参考文献
- ^ 松原聰監修 『鉱物の不思議がわかる本』成美堂出版、2009年、101頁。ISBN 978-4-415-03570-3。
- ^ “光によって変色する美しい宝石アレキサンドライト”. odolly. 京セラ. 2019年4月7日閲覧。
- ^ 堀秀道 『楽しい鉱物図鑑』草思社、1993年、62頁。 ISBN 4-7942-0483-3。
- ^ a b c d “Why does alexandrite appear to change color in sunlight and artificial light?”. 2014年7月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年6月6日閲覧。
- ^ Xie, Fei; Cao, Yu; Ranchon, Cindy; Hart, Alan; Hansen, Robin; Post, Jeffrey E.; Whitney, Coralyn W.; Dawson-Tarr, Emma et al. (April 9, 2020). “Explanation of the Colour Change in Alexandrites”. Scientific Reports 10 (1): 6130. Bibcode: 2020NatSR..10.6130X. doi:10.1038/s41598-020-62707-3. PMC 7145866. PMID 32273534 .
- ^ Xie, Fei; Cao, Yu; Ranchon, Cindy; Hart, Alan; Hansen, Robin; Post, Jeffrey E.; Whitney, Coralyn W.; Dawson-Tarr, Emma et al. (April 9, 2020). “Explanation of the Colour Change in Alexandrites”. Scientific Reports 10 (1): 6130. Bibcode: 2020NatSR..10.6130X. doi:10.1038/s41598-020-62707-3. PMC 7145866. PMID 32273534 .
- ^ 堀秀道 『楽しい鉱物図鑑2』草思社、1997年、56頁。 ISBN 978-4-7942-0753-1。
- ^ 崎川範行 (1985). 合成宝石の魅力. pp. 47 ISBN 4-5865-0682-2
- ^ “脱毛”. 日本形成外科学会. 2019年4月7日閲覧。
外部リンク
- Alexandrite: Alexandrite mineral information and data. (mindat.org) (英語)
アレクサンド=ライト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/10 08:43 UTC 版)
「でたとこプリンセス」の記事における「アレクサンド=ライト」の解説
ソーサランドと友好関係を持つ、ブリリアント大陸西岸の大帝国「ライト帝国」の第一王子で、通称「アレク王子」。風の魔法の使い手。クレソ=ベリル親政王国のアズ姫が婚約者で、後に婚姻の儀を結ぶ。
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