アディ・ギルとは? わかりやすく解説

アースレース

(アディ・ギル から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/31 01:37 UTC 版)

アースレース英語Earthrace)は、バイオディーゼル燃料を使用する三胴船型の高速船モーターボートによる世界一周最速航海記録を更新する計画のために建造された[1][2]。後にシーシェパードの抗議活動に参加することになりアディ・ギルAdy Gil)と改名され、日本の捕鯨に対する抗議活動に使用されるが、2010年に日本の捕鯨船に突撃、大破し海上に投棄した。そのせいで油が流出し海洋汚染となった。シーシェパードは沈没と虚偽の発表をした[3]


  1. ^ CNET Japanバイオディーゼル船の「Earthrace」、サンフランシスコで公開に2006年8月21日
  2. ^ Popular MechanicsEarthrace!2007年6月
  3. ^ APFシー・シェパードの「未来型抗議船」、日本船と衝突し沈没2010年1月6日
  4. ^ 破損時の映像からは、繊維質の素材であることは確認できるが詳細は不明
  5. ^ NzheraldEarthrace chief in court over tragedy2007年3月20日
  6. ^ 時事ドットコムシーシェパード船が日本船と衝突=乗組員は全員救助-南極海2010年1月6日
  7. ^ 2010.01.06 日本時間12時30分頃、アディ・ギル号が調査船第2昭南丸に衝突した (5.2MB)
  8. ^ 2010.01.08 New Zealand watercraft left drifting in Antarctic 漂流するニュージーランド船籍アディ・ギル号が放棄される
  9. ^ a b news.com.au, January 8, 2010, Ady Gil abandoned and leaking oil
  10. ^ Herald Sun, January 8, 2010, Govt can't guarantee legal action against Japanese whaling
  11. ^ 2010.01.08 南極海に流出されたアディ・ギル号燃料及び放棄されて漂流するアディ・ギル号。周囲の海にシーシェパード妨害船ボブ・バーカー号の姿は見えない。この映像は、第3勇新丸より日本時間12時(正午)頃に撮影 (5.5MB)
  12. ^ ABC News, January 8, 2010, Ady Gil sinks after whaling skirmish
  13. ^ Sea Shepherd Conservation Society, January 7, 2010, Rammed Vessel Ady Gil Sinks
  14. ^ Govt calls for restraint after ocean clash - The New Zealand Herald, Thursday January 7, 2010
  15. ^ Joliff, Emma (2010年1月8日). “Sea Shepherd captain 'devastated' by sinking”. 3news. http://www.3news.co.nz/Sea-Shepherd-captain-devastated-by-sinking/tabid/423/articleID/136574/Default.aspx 2010年1月8日閲覧。 
  16. ^ シー・シェパード高速艇沈没、自作自演だった : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 2010年10月8日
  17. ^ シー・シェパード抗議船沈没は「自作自演」 ニュージーランド船長が暴露 - MSN産経ニュース 2010年10月8日


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アディ・ギル

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アースレース」の記事における「アディ・ギル」の解説

アースレース」は日本の調査捕鯨活動対す抗議実行しているシーシェパードに対して2009年から2010年にかけて予定され抗議活動ワルチング・マチルダ作戦)に同行するとした。 2009年10月17日支援合意し船名抗議活動スポンサーの名をとって「アディ・ギル」に改名されたと同時に船体も黒に塗りなおされた。 2010年1月6日南極海にて日本の調査捕鯨船「第2昭南丸」に突撃し乗組員6名は他の抗議船に救助された。衝突をめぐり、シーシェパード日本鯨類研究所双方衝突瞬間ビデオ公開し互い操船非難している。また、シー・シェパード側は、真っ二つになった発表したが、実際に即時沈没免れた。 アディ・ギルはフランス南極観測基地デュモン・デュルヴィル基地向けて別の抗議ボブ・バーカー号曳航されていたが、現地時間1月8日早朝放棄された。気象条件は船の引き上げ支障がないと当初報じられていたが、曳航過程浸水がよりひどくなっていた。衝突後の船体からの燃料漏れ目撃されていたことから、日本鯨類研究所はアディ・ギルの海上での放棄を、燃料による海洋汚染懸念される批判していた。 シーシェパード当初アディ・ギルは沈没した主張し沈没したことによって更なる抗議行動中断することはありえないとしていた。アディ・ギル喪失損失150ドルにのぼると見積もられるが、支援者は「アディ・ギル2」建造のために100万ドル寄付申し出ているとされる。 なお、2010年10月7日衝突事件時のアディ・ギル船長であったピーター・ベスーンラジオ・ニュージーランド出演しインタビュー答えたが、その中でベスーンは、アディ・ギルの沈没について、アディ・ギルは曳航可能な状態であったが、シー・シェパード代表のポール・ワトソン指示により、テレビ映えする刺激的な映像撮り世間同情を買うことを目的に、シー・シェパードがアディ・ギルを自ら沈没させ南氷洋放棄した偽善的な自作自演行為であったことを暴露している。

※この「アディ・ギル」の解説は、「アースレース」の解説の一部です。
「アディ・ギル」を含む「アースレース」の記事については、「アースレース」の概要を参照ください。

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