アイコニア人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/20 18:55 UTC 版)
「Star Trek Online」の記事における「アイコニア人」の解説
プリザーバー(ヒューマノイド種族の共通祖先)が最初に創り出した完璧な知的生命体。プリザーバーが種としての寿命を迎えた後にその後継者として天の川銀河全域を支配していたが、20万年前に突如滅亡を遂げ、惑星連邦の宇宙考古学では宇宙の謎の一つとなっている。24世紀の宇宙考古学では一般に「アイコニア帝国」と呼ばれているがアイコニア人自身はこのような名称を使用した事が無く、彼ら自身は政体を「The Whole」と呼んでいた。時空の位相変異を認識する事が出来ず、また特異な精神構造のためタイムトラベルに耐えられないという弱点がある。 20万年前では ヒューマノイドで体は全体的に細く長身、肌は青みがかった乳白色をしており体毛は無い。地球人でいうところの頬骨からこめかみの辺りに、切れ長の目が左右それぞれ三つずつ縦に並んでおり、鼻は無く口は非常に小さい。基本的に外見の個体差が無い種族で皆同じ容姿をしているが、M'Taraなどの指導者や各行政分野の責任者は一般市民とは違い目立つ装身具を身に着けている。あらゆる知識と技術を持ちながら高い知性によって平和を重んじる種族で、他の後進種族を教え導く事を種族の存在意義としていた。母星のアイコニア星には多くの後進種族が知識・智恵・技術を授かろうと訪れていたが、アイコニア人はこれらの「ギフト」を悪用する可能性が高いと推定される一部の後進種族には門戸を閉ざしていた。この為に一部の後進種族から反感を買い、大規模な反乱を招く結果となってしまった。アイコニア人は不穏な動きを察知し備えようとしていたが手遅れで、宇宙戦力を持たずわずかな保安員と対空砲しかないアイコニア星は反乱軍艦隊による衛星軌道からの絨毯爆撃と上陸部隊による無差別攻撃で廃墟と化し、長く繁栄を誇ったアイコニア文明は滅亡した。本来はこの大虐殺でアイコニア人は絶滅するはずだったが、異なる時空(未来)からやって来た不思議な旅人(プレイヤー)の親切に助けられ12人のアイコニア人が生き残った。この生き残り達は後にロミュラン共和国の母星となるデワ3号星を経てアンドロメダ銀河に逃れ、20万年をかけて軍備を整え復讐の時を待った。なお作中には女性しか登場しないが、性差が無い種族なのか女性しか存在しない種族なのかは不明である。 25世紀では 復讐の念に囚われたアイコニア人の姿は壮麗さを失い、体は黒く染まり目だけが異様に輝いている。復讐の手始めとして2380年代に流動空間を制圧して生命体8472を支配、彼らを使って惑星連邦とクリンゴン帝国を仲違いさせた。その後もロミュラン帝国(タルシアー)や第三次亜空間生命体、バードワーなどを使って天の川銀河の各領域に紛争の種を撒き、2410年には遂に自ら大軍勢を率いて本格的な天の川銀河の征服に乗り出した。個人個人が専用の旗艦を持っており、それぞれの旗艦のリアクターとリンクする事で不死身の肉体となっているため、この時代のアイコニア人を殺害するにはまず専用旗艦のリアクターを破壊もしくは停止させる必要がある。『Star Trek Magazine』第27号(2010年6月29日号)で初めてその姿が公開された際は四脚の歩行器のような乗り物に乗っていたが、結局これは作中には登場せず代わりに生身で空を飛んで移動している。
※この「アイコニア人」の解説は、「Star Trek Online」の解説の一部です。
「アイコニア人」を含む「Star Trek Online」の記事については、「Star Trek Online」の概要を参照ください。
- アイコニア人のページへのリンク