れいんぼうらぶとは? わかりやすく解説

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れいんぼうらぶ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/05 07:37 UTC 版)

れいんぼうらぶ
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本(1997-2004)
パナマ(2004-)
所有者 ハヤシマリンカンパニー(1997-2004)
船舶整備公団(1997)
運輸施設整備事業団(1997-2003)
鉄道建設・運輸施設整備支援機構(2003-2004)
威東航運(2004-)
運用者 九越フェリー(1997-2001)
威東航運(2004-)
建造所 三菱重工業下関造船所
姉妹船 れいんぼうべる
IMO番号 9145047
改名 New Golden Bridge V(2004-)
経歴
起工 1996年
進水 1996年
竣工 1997年2月24日
就航 1997年3月17日
運航終了 2001年10月17日
現況 韓国で就航中
要目
総トン数 13,621トン(九越フェリー)[1]
29,554トン(威東航運)
全長 196.0m[1]
全幅 27.0m
機関方式 ディーゼル
主機関 2基
推進器 2軸
出力 33,980kw[1]
航海速力 25ノット
旅客定員 450名(九越フェリー)
660名(威東航運)
積載能力 325TEU(威東航運)
車両搭載数 トラック180台、乗用車100台(九越フェリー)
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れいんぼうらぶ(Rainbow Love)は、かつて九越フェリーに就航していた大型フェリー。

概要

れいんぼうべる型の2番船として、1997年に三菱重工業下関造船所で竣工した。 船名は「国境を越え言葉を越えて人の心を強く結びつける愛の架け橋」の意味を込めて命名された[2]。就航当初は、れいんぼうべるとともに直江津 - 博多航路に毎日運航で就航していたが、1998年9月1日から室蘭 - 直江津 - 博多航路での運航となり、隔日運航となった[3]

その後、2001年後継船「ニューれいんぼうらぶ」の就航に伴い長崎港で係船。2003年に韓国の威東航運(ウェイドン・フェリー)に売却され「New Golden Bridge V」と改名し、2004年2月より仁川-青島航路に就航している[4]

なお「れいんぼうらぶ」時代は、映画「白い船」のモデルとなり、本船がメインで登場した。この映画がきっかけとなり、出雲市立塩津小学校との交流が始まった。

設備

Aデッキ

  • レストラン
  • カフェテリア
  • 展望コーナー(威東航運時代はシービューラウンジ)
  • 医務室(威東航運時代に設置)

Bデッキ

  • 特等室(威東航運時代はプレジデンシャルキャビン1室・デラックスロイヤル6室・ロイヤルクラス20室)
    • ツイン2名×24室(48名)
    • 和室3名×5室(15名)
  • 二等寝台 2段ベッド 50名×2室(100名)(威東航運時代はエコノミークラス)
  • 二等和室 16名×1室(16名)・11名×1室(11名)(威東航運時代はエコノミークラス)
  • ゲームコーナー
  • カードコーナー(威東航運時代はゲームコーナーと合わせ2等室に改装)
  • カラオケホール
  • マリンシアター
  • チルドレンルーム
  • サロン
  • チルドレンルーム
  • 展望浴場(威東航運時代はエコノミークラス1室・トイレ1区画)
  • サンガーデン

Cデッキ

  • エントランスホール
  • 案内所
  • 売店(威東航運時代は免税店)
  • 喫煙所
  • 公衆電話
  • 一等室(威東航運時代はビジネスクラス)
    • 和洋室4名×24室(96名)
    • 和室4名×2室(8名)・8名×1室(8名)
  • 二等和室 17名×4室(68名)・11名×3室(33名)
  • ドライバー室 1段ベッド25名×2室(50名 威東航運時代はエコノミークラス1室・乗務員区画1室)

事故・インシデント

ばるな・れいんぼうらぶ衝突事件
2001年6月17日18時42分頃、室蘭港フェリーターミナル4号岸壁で車両揚荷作業中、大洗港から到着したばるなが2号岸壁に係船ロープをとり着岸して間もなく前進をし本船と衝突。本船、左舷後部外板に凹損と擦過傷が生じた。事故原因はばるなが遠隔操縦装置の操縦場所の切替えスイッチの操作手順を徹底せず制御室のハンドルを前進翼角となった状態で進行状態のままとなった事とされた[1]

脚注

  1. ^ a b c d 平成13年函審第59号 旅客船ばるな旅客船れいんぼうらぶ衝突事件 - 日本財団図書館
  2. ^ フェリー紹介 れいんぼうらぶ - 東日本フェリー(Internet Archive)
  3. ^ 世界の艦船(1998年10月号,p168)
  4. ^ さんふらわあコラムVol.13 虹からひまわりへ#4 海外へ雄飛した白い船たち - カジュアルクルーズさんふらわあ(商船三井 Internet Archive)

外部リンク


れいんぼうらぶ(RAINBOWLOVE)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 10:29 UTC 版)

東日本フェリー」の記事における「れいんぼうらぶ(RAINBOWLOVE)」の解説

13,621総トン全長196 m、航海速力24ノット旅客定員450名。車両積載数:トラック180台、乗用車100台。 九越フェリー直江津 - 博多航路就航映画「白い船」のモデルとなり、映画にはおもに本船登場した。現在は韓国の威東航運の「New Golden BriageⅤ(ニュー・ゴールデン・ブリッジⅤ:新金橋Ⅴ)」と名前を変え仁川 - 青島航路就航している。

※この「れいんぼうらぶ(RAINBOWLOVE)」の解説は、「東日本フェリー」の解説の一部です。
「れいんぼうらぶ(RAINBOWLOVE)」を含む「東日本フェリー」の記事については、「東日本フェリー」の概要を参照ください。

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