べが_(初代)とは? わかりやすく解説

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べが (初代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/02 22:49 UTC 版)

べが (初代)
ピレウス港に接岸中の「ミティリーニ」
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本
所有者 新東日本フェリー(1973-1977)
東日本フェリー
ネル・ラインズ英語版
運用者 新東日本フェリー(1973-1984)
東日本フェリー
ネル・ラインズ英語版
建造所 内海造船瀬戸田工場[1]
姉妹船 びるご (初代)
IMO番号 7332672
改名 べが(1973-1990)
MYTILENE(1990-)
経歴
起工 1973年4月17日[2]
進水 1973年8月31日[2]
竣工 1973年12月1日[1]
就航 1973年12月16日[1]
運航終了 1986年
現況 ギリシャで運航中
要目
総トン数 6,702 トン[1]
載貨重量 2,323 DWT[1]
全長 136.6 m[1]
垂線間長 127.0 m[1]
22.4 m[1]
型深さ 7.4 m[2]
満載喫水 5.6 m[1]
機関方式 ディーゼル
主機関 日本鋼管 16PC2-5V 2基[1]
推進器 2軸[1]
最大出力 18,900馬力(連続)[1]
定格出力 16,040馬力[2]
最大速力 23.8ノット[1]
航海速力 21.0ノット[1]
航続距離 2,000海里[2]
旅客定員 712名[1]
乗組員 40名[2]
車両搭載数 8トントラック75台、乗用車60台[1]
テンプレートを表示

べが (VEGA) は、新東日本フェリー及び東日本フェリーが運航していたフェリー。本項目では1973年に就航した初代を取り扱う。

概要

東日本フェリーの長距離航路部門として設立された新東日本フェリー苫小牧 - 仙台航路開設にあたって内海造船瀬戸田工場で建造され、1973年12月16日に就航した[1]

新東日本フェリーの航路には、スターラインの愛称が付けられ、船体側面はオレンジとレッドのVラインに星をあしらった塗装とされた。1977年に東日本フェリーの所有となり、新東日本フェリーも1984年に東日本フェリーへ合併された。

船名はギリシア神話アポローンが楽人オルフェスに贈った竪琴に由来しており、本船以降に就航した東日本フェリーの船舶には新東日本フェリーの社是「VICTORY」に因み[3]、また視覚的にスピード感や力強さを感じさせるものとして[4]、「V」から始まる神話にまつわる船名を名付ける形としていた[3]。新規船名としては1991年の「びるたす」、最終的には1995年の2代目「びなす」まで続けられた。

引退後は、1990年にギリシャのネルラインズ(NEL LINES)へ売却され、ミティリーニ(MYTILENE)となり、2015年現在も運航中である。

就航航路

新東日本フェリー

  • 仙台港 - 苫小牧港
就航当初は隔日運航。

設備

船室[2]
  • 特等室(4名)
  • 一等和室・洋室(144名)
  • 二等室(512名)
  • ドライバー室(52名)
公室[5]
  • ロビー
  • ミーティングルーム
  • スナック
  • バー
  • ダイニングサロン
  • カードルーム
  • ゲームルーム
  • エントランスホール
  • 案内所
  • 売店
  • うどんコーナー
  • 大浴場

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 世界の艦船(1974年1月号,p140)
  2. ^ a b c d e f g 新造船写真集 べが - 船の科学1973年12月号
  3. ^ a b 「社史 創業より二十年」1986年・東日本フェリー
  4. ^ 長距離フェリートップインタビュー(7) 酒井徳三郎東日本フェリー専務 - 内航近海海運1987年8月号(内航ジャーナル)
  5. ^ 新造船の紹介 べが - 船の科学1973年12月号

外部リンク


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