まないた

デジタル大辞泉

まな‐いた【^×俎板／^×俎】

読み方：まないた

《「真魚板」の意》包丁で切る際に下に置く板や台。

大阪弁

まないた

大阪弁	訳語	解説
まないた	まないた	真魚板。「まな」は本来「真菜」で、メインの副食、つまり魚のことで、魚用の調理用の板。もともとは野菜用を「きりばん」と言って使い分けていたが、「まないた」が総称となった。「きりばん」は東海、南東奥羽、南房総、伊豆諸島、九州などでの言い方で、「まないた」は近畿、中国、四国、北陸、信越、南西奥羽、関東などでの言い方。北奥羽と東関東の利根川流域では「さいばん」という。

隠語大辞典

俎板

読み方：まないた

1. 浴場内ニ於テ犯人ノ浴中、脱衣場ニ脱置キタル衣類其他金品ノ窃取。〔第三類　犯罪行為〕
2. 「いたのまかせぎ」に同じ。「まないたかせぎ」とも云ふ。
3. 「いたのまかせぎ」に同じ。「まないた」かせぎともいう。

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

まないた

出典:『Wiktionary』 (2021/12/15 06:40 UTC 版)

語源

「まな」（真魚） + 「いた」（板）

発音

• (東京) まないた [mànáítá] (平板型 – [0])
• IPA^(?): [ma̠na̠ita̠]

名詞

まないた【俎・俎板・真魚板・梡】

1. (調理) 包丁で切る際に下に敷く板。
   • 下女が俎板の上で何か刻む音が台所の方で聞こえた。（夏目漱石『道草‎』）
2. (隠語) 女性の乳房が発達していないこと。

成句

• 俎板に載せる, 俎板の鯉

翻訳

• 英語: cutting board ^(en)
• 中国語: 砧板 ^(zh)
• 朝鮮語: 도마 ^(ko)

漢字辞典

俎

俎	画数：9 音読み：ショ、 ソ 訓読み：まないた、 いた ピンイン：zu3 ハングル：조 対応する英語：altar of sacrifice, chopping board

梡

梡	画数：11 音読み：カン、 ガン、 コン、 ゴン 訓読み：まないた、 たきぎ ピンイン：kuan3 対応する英語：tray for carrying sacrificial meat

爼

爼	画数：9 音読み：ショ、 ソ 訓読み：まないた ピンイン：zu3 ハングル：조 対応する英語：altar of sacrifice, chopping board

※ご利用のPCやブラウザにより、漢字が正常に表示されない場合がございます。

Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence. Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.

Weblio日本語例文用例辞書

「まないた」の例文・使い方・用例・文例

• まないたを日光消毒した.
• 彼の運命はまないたの鯉同然だ.
• ユダヤ教の食物規定によると肉とミルク（または、それらの派生物）を含まないため肉と酪農料理の両方を摂取することができる
• 魚を料理するとき,まないたの上に敷く紙
• 料理屋でまないたの置いてある場所
• 料理場でまないたが置いてある場所
• まないたの上