まえじま ひそか

デジタル大辞泉

まえじま‐ひそか〔まへじま‐〕【前島密】

読み方：まえじまひそか

［1835〜1919］官僚・政治家。越後の生まれ。郵便制度の調査のため渡英、帰国後、官営の郵便事業を創始。「郵便」「切手」などの名称を定めた。国字改良論者としても知られる。

近代日本人の肖像

前島密 まえじま ひそか

• 写真1：鴻爪痕
• 白黒 ; 9.3×13.8cm

• 写真2：鴻爪痕
• 白黒 ; 8.1×5.0cm

• 写真3：鴻爪痕
• 白黒 ; 8.6×5.1cm

天保6年1月7日～大正8年4月27日（1835～1919）

新潟生まれ。官僚、政治家、実業家。新潟の豪農上野家に生まれる。江戸で洋学を修め、全国を周遊後、幕臣前島家を継ぐ。明治新政府に出仕し、イギリス留学から帰国後、駅逓頭・駅逓総監などを歴任し、我が国近代郵便制度の創設に尽力した。明治14年の政変により政府を去り、立憲改進党の結成に参加。また、東京専門学校（現早稲田大学）校長、関西鉄道社長を務めた。明治21年（1888）逓信次官として官界に復帰、電話事業の創始にあたる。退官後は再び実業家として活躍。のち、男爵、貴族院議員。漢字廃止論でも知られる。

キーワード	官僚, 政治家
号・別称等	鴻爪子(こうそうし)

著作等（近代デジタルライブラリー収載）

1. 交通汎論 / 下村房次郎著 三省堂, 明22.10 (交通地誌 ; 第1編) <YDM44984>
2. 国民銀行論 / エッチ・ダブリュー・ウォルフ著 ; 東京専門学校編輯部訳 ; 天野為之閲 東京専門学校出版部, 明30.6 (早稲田叢書) <YDM41095>
3. 国字国文改良建議書 / 前島密著 ; こにしのぶはち編 〔こにしのぶはち〕, 1899序 <YDM76910>
4. 新案国語綴り方教授法 / 比佐祐次郎著 ; 上田万年, 森本清造閲 六合館, 明35.7 <YDM48217>
5. 実業指針 / 沢村幸一郎, 菊池量平編 実業之日本社, 明37.11 <YDM41860>
6. 大隈伯演説集 / 早稲田大学編輯部編 早稲田大学出版部, 明40.10 <YDM102059>

（注：この情報は、国立国会図書館ホームページ内の「近代日本人の肖像」の内容を転載しております。掲載内容の複製については、国立国会図書館の許諾を得る必要があります。）

美術人名辞典

前島密

読み方：まえじま　ひそか

官僚・実業家・男爵。新潟県生。幼名は房五郎。近代的郵便制度の確立に尽力し、電話官業を制定。国字改良論者としても有名。大正８年（1919）歿、85才。

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「まえじま ひそか」の例文・使い方・用例・文例

• 彼はひそかに自信をもっている
• ひそかな疑いを抱く
• 警察は一味の動きをひそかに見張っていた
• 彼はひそかに別の会社に転職した
• 彼女は彼はこれまで会った中でいちばん魅惑的な男性だとひそかに考えた
• 何かがひそかに進行している
• 私はある女性にひそかに好感を覚えていました。
• 彼はひそかにあなたの財産を狙っていますよ。
• 私の知っている最大の喜びは、ひそかによい行いをして偶然人に知られることである。
• 使者はひそかにロンドンへ出発した。
• 彼女は彼にひそかに思いを寄せていた.
• 人とひそかに共謀して犯罪を犯す.
• (心の中で)ひそかに笑う.
• ひそかに.
• こっそり, ひそかに, 内密に.
• 秘密に, ひそかに.
• その男はひそかに拳銃を刑務所へ持ち込んだ.
• 土地をひそかに調査する; 情勢を探る.
• ひそかに秘密を探る.
• 何かが起ころうとしている[ひそかに行なわれている].