ふさぎ方の種類とは? わかりやすく解説

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ふさぎ方の種類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 09:45 UTC 版)

」の記事における「ふさぎ方の種類」の解説

構造も様々である。原則的に容器の口をふさぐものだから、その口の形の平板であればよい。専用のそれでなく、とりあえずでをする場合には板やお皿なども利用することがある。しかし、専用がつく場合には、目的に応じて様々な工夫がされている。 口を覆う 口よりわずかに大き平板で、周囲下向き折れている。これによって口に被せずれないようになり、密閉度も増す。弁当箱などはこれが伝統的であったはめこみ 容器の口との間でうまくはまりこむようになっているもの。パッキンを間に挟むとさらに密閉度が増す。 開閉 片側容器本体蝶番などで連結してあり、扉のように開閉する折り畳み式のもの。 ねじ巻き 入り口とにねじ山切ってあり、回して詰めるもの。 ねじ巻き式のふさぎ方は、日本では戦国時代鉄砲伝来時に伝わったと言われている。種子島領主種子島時尭日本製鉄砲作るようにと命じられ職人八板金兵衛は、南蛮人から買い付け火縄銃を見ながら複製試みていた。だが押して引いてもどうしても開かないがあった。そのため南蛮人訪ねてまわして開け閉めをする「ねじの原理」を教わったその後日本初火縄銃通称種子島銃」が完成した。 この形式は、ガラス金属の素材作られることが多い。非常に密閉した環境作れるが、ねじ込みすぎると開けるのが難しくなる開けすいようの縁にギザギザをつけるなどの工夫なされるが、なかなか開かない、というシチュエーションがよく出現する往々にしてこれが男の力の見せ所、という話になりやすい。より開けやすくするためには、の方を暖める熱膨張がゆるむ)などの方法がある。蓋を開ける専用器具もある。 密閉性が求められる場合には、容器本体密閉性は当然であるが、材質パッキン材質構造について注意求められるまた、液体バリア性だけでなくガスバリア性についても考慮してない場合思わぬ問題保存液等の外気による容器本体パッキン通じて汚染品質劣化や、逆に保存液の発散など)に遭遇する事があるので、特に長期保存換気望めない場所での保存を行う場合、あるいは逆に換気良い場合保存期間中に温度差発生する場合などにおいては注意要する容器密閉性を確保する際に、非常に重要となるパーツである。 日本の伝統的な名称として次のようなものがある。 板(いたぶた) - 身のサイズ合わせて作った後、身の上面に合うようの裏面の周囲浅く削り取ったもの。乗(のせぶた)ともいう。 桟蓋(さんぶた) - 板同様に作った後、打った構造になるよう裏面中心側を刳ったもの。の数により四方二方ともいう。挿さしぶた)ともいう。 被かぶせぶた) - 身の外寸より一回り大きなを、身の上から覆い被せるように置くもの。 印籠蓋いんろうぶた) - 身の上内側に低い立ち上がり作り乗せる側面同一平面になるようにしたもの薬籠蓋やくろうぶた、やろうぶた)、野籠(やろうぶた)ともいい、立ち上がりが身にある場合は身印籠(本印籠)、にある場合印籠やろう)という。合口部分金属製覆輪付けるものもある。 被印籠蓋(かぶせいんろうぶた) - 身の合口内側立ち上がり作り、身の側面より一段張り出した乗せるもの。 日本の伝統的な構造と名称 身印籠印籠 四方二方

※この「ふさぎ方の種類」の解説は、「蓋」の解説の一部です。
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