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日本大通り

名称: 日本大通り
ふりがな にほんおおどおり
種別 名勝地関係
種別2:
都道府県 神奈川県
市区町村 横浜市中区日本大通
管理団体
登録年月日 2007.02.06(平成19.02.06)
登録基準 登-名1
追加登録年月日
解説文: 横浜スタジアム位置する横浜公園から横浜港向かって延びる日本大通りは、明治4年(1871)に設計され明治10年(1877)までに完成した横浜市関内地区並木を伴う基幹街路である。「象の鼻」と呼ばれた当時波止場から横浜公園へと一直線延び並木道には、来訪者日本の国土へと誘う象徴的な意味が込められていた。
 慶応2年(1866)の大火後居留地街区建設横浜公園造成運河堀川)の浚渫及び拡幅などとともに、東の外国人居留地と西の日本人街隔て防火道路として日本大通りは誕生した街路延長400mに及び、幅40フィート(約12m)の車道両側各々10フィート(約3m)の歩道及び幅30フィート(約9m)の植樹帯が配置され併せて石造側溝下水道管整備された。
 街路を含む都市計画及び設計には、イギリス公使パークス要請の下に、同国お雇い外国人技師であるブラントン当たったブラントンは、日本大通りの造成に当たり、破砕した石を突き固めて堅固な路面造成するマカダム舗装陶管下水道とを組み合わせた道路工法日本最初に採用した
 大正12年(1923)の関東大震災契機として、車道が22mに拡幅されるとともに車道左右に68本のイチョウ植えられ今日見る並木街路景観原形形成された。
 その後、日本大通りでは幾度か道路改修が行われたが、道路全幅については現在なお当初規模踏襲している。平成13年2001)には、片側車線であった車道を1車線縮小する工事が行われ、車道幅員が9mに改められた。現在、沿道には神奈川県庁舎昭和3年(1928)建造)、横浜地方裁判所庁舎昭和4年(1929)建造)、旧イギリス領事館昭和6年1931建造)などの近代の歴史建造物残されており、日本大通りの街路景観風格添えている。
 以上のように、都市並木街路として日本大通りが持つ公園史上意義深く、その風致富んだ優秀な景趣造園文化の発展に十分寄与していると考えられる
登録記念物のほかの用語一覧
名勝地関係:  常盤公園  平和公園  揚亀園  日本大通り  旧山寺常山氏庭園  旧菊池氏庭園  末浄水場の園地



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