どうだん亭(旧浅井家住宅離れ)
名称: | どうだん亭(旧浅井家住宅離れ) |
ふりがな: | どうだんてい(きゅうあさいけじゅうたくはなれ) |
登録番号: | 23 - 0303 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
構造: | 木造2階建、瓦葺、建築面積89㎡ |
時代区分: | 昭和前 |
年代: | 昭和17年/昭和42年移築・平成9年改修 |
代表都道府県: | 愛知県 |
所在地: | 愛知県尾張旭市霞ヶ丘町南298他 |
登録基準: | 造形の規範となっているもの |
備考(調査): | 『愛知県の近代和風建築』(愛知県教育委員会、2007) 棟梁は森太郎と伝える。 |
施工者: | |
解説文: | 敷地中央に建つ。建築面積89㎡、木造2階建、切妻造桟瓦葺。飛騨市内に所在した享保8年建築の合掌造民家を移築したもので、急勾配の下屋屋根や室内のチョウナ梁に名残をとどめる。施主浅井竹五郎の数寄好みにより、山荘風の近代数寄屋建築にまとめている。 |
建築物: | ぜいたく豆本舗本店旧応接室 ぜいたく豆本舗本店東蔵 ぜいたく豆本舗本店西蔵 どうだん亭 はりこし亭 ふるさと旅行村土蔵 ふるさと旅行村旧渡邊家住宅主屋 |
どうだん亭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/26 13:50 UTC 版)
どうだん亭 | |
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情報 | |
所在地 | 愛知県尾張旭市霞ヶ丘町南298他[WEB 1] |
座標 | 北緯35度12分40.68秒 東経137度0分19.17秒 / 北緯35.2113000度 東経137.0053250度座標: 北緯35度12分40.68秒 東経137度0分19.17秒 / 北緯35.2113000度 東経137.0053250度 |
文化財 | 登録有形文化財 |
概要
「どうだん亭」の名称は、庭に咲くドウダンツツジに由来する[1]。ドウダンツツジは「満天星躑躅」と漢字表記し、満天星亭とも表記される[1]。
元々は岐阜県吉城郡坂下村(飛騨市)内に存在した享保8年建築の合掌造り民家(荒木家住宅)であったものを移築した建物である[1]。その際、3階建てだったものを移築時に2階建てに減じている[WEB 2]。併せて、山荘風の近代数寄屋建築として再構築されているという[WEB 2]。
この移築の施主は、陶磁器輸出業を営んでいた浅井竹五郎であり、その住居(「玄々荘」)の離れとして1942年(昭和17年)に移築された[1]。同氏が経営していた浅井産業株式会社は第二次世界大戦ごろには陶磁器の取扱高で日本一を誇ったこともあるとされる[1]。
1967年(昭和42年)には、大岩憲正が自身の住居として使用するために入手し、併せて西側にあった建物を曳家により台所および二階建て離れを増築している[2]。
1997年(平成9年)に当時の所有者が尾張旭市に寄付[2]。同市の管理下となり、1999年(平成11年)より同市の教育文化施設として広く使われている[2]。木造2階建、瓦葺、建築面積89平方メートル[WEB 1]。2008年(平成20年)登録有形文化財として登録[WEB 1]。
現地情報
所在地
交通アクセス
- 名鉄瀬戸線印場駅下車後、徒歩15分[2]
- 愛知県道61号名古屋瀬戸線(瀬戸街道)から北へ5分[1]
脚注
WEB
書籍
参考文献
- 原眞佐実 著「029 どうだん(満天星)亭(旧浅井家住宅離れ)」、日本建築家協会東海支部愛知地域会保存研究会「保存情報Ⅲ」出版編集委員会 編『保存情報Ⅲ 東海四県ふるさとの歴史環境を訪ねて』日本建築家協会東海支部愛知地域会保存研究会、2015年10月31日。ISBN 978-4-9902849-3-0。
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