なんでも屋時代(『FFVII』本編)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 07:15 UTC 版)
「クラウド・ストライフ」の記事における「なんでも屋時代(『FFVII』本編)」の解説
擬似人格を構築したクラウドは、自身を「元ソルジャーのなんでも屋」と名乗り、ティファが所属するレジスタンス組織「アバランチ」のテロ作戦に傭兵として雇われる。この後の人格は比較的安定しており、本編での精神崩壊まではこの時点の“元ソルジャー・クラス1stのクラウド”としての人格が彼を支配している。 元ソルジャーという肩書きは真実と相違するものの、5年前の実験でジェノバ細胞と魔晄を浴びたためにソルジャーと同じ能力を得ており、その常人離れした高い戦闘力は嘘を信じさせる強い材料の一つとなった。 レジスタンス組織アバランチのミッションの途中でスラムの教会へ落下し、エアリスと運命的な出会いをする。その後、彼女からザックスに関する話題を出されるが、元々の性格、記憶は基本的にはベースのクラウドである為、ザックスに対しての反応などはなかった。 エアリスの依頼によりボディーガードとなったクラウドは、神羅カンパニーに連れ去られた彼女を救出する際にセフィロスの生存を知ることとなり、彼を追う旅を始める。様々な仲間と出会い旅していく中で、時折起こる幻覚に悩まされ、自分自身を理解できない恐怖を内に抱くようになる。 自身を決定的に疑い始めたきっかけは、古代種の神殿でセフィロスにメテオを発動できる力を持った黒マテリアを自ら渡したことである。狂乱したクラウドはエアリスを押し倒して何度も殴るという凶行に出てしまう。 夢の中で落ち込むクラウドに対し、「セフィロスの事は私にまかせて」とエアリスは自分の事だけを考えるよう、クラウドを諭す。 この時、エアリスをたった一人でメテオ阻止に向かわせてしまい、セフィロスの凶行からエアリスを守れなかった事が、彼の一生に大きな心の傷となって残る。 改めて仲間達とセフィロスの野望を阻止することを決意するが、最北の巨大クレーター内で対面したセフィロスに、自身の存在を「人間ではなく5年前に作られた人形(人造人間)である」と否定され、さらに幼馴染で5年前の事件の当事者であるティファに自分がクラウド自身である確証をもらえなかった事で、現在の自分は「本物のクラウド・ストライフ」ではなく、「ジェノバ細胞の擬態によってクラウドを演じていた全くの別人」ではないかという疑念に押し潰され、再び精神に異常をきたしてしまう。 自身をあやつり人形の1つだと認識してしまったクラウドは、いったん取り戻した黒マテリアを北の大空洞でセフィロスに渡してしまう。それにより地形に異変が起こり、超巨大モンスター・ウェポンたちが目覚め活動を再開、洞窟が崩落を始め、メテオが出現してしまう。この混乱の中でクラウドは地割れからライフストリームに落下し、仲間達から離脱する。 その後ミディールで発見され医師のもとで保護されるも、ライフストリームに飲み込まれたことで精神崩壊に追い打ちをかけるように重度の魔晄中毒に冒されており、ティファに付き添われながら半ば廃人状態のまま闘病生活を送る。しかし、再びライフストリームに飲み込まれた際に一緒に落ちたティファに助けられ、封印し隠し続けてきた本来の自分の記憶と人格を完全に取り戻す事に成功。『幻想を抱いていた自分』を捨て去り、『クラウド・ストライフ』として復活、魔晄中毒からも全快する。 そしてエアリスが忘らるる都で何をしようとしていたのかを知り、メテオと対抗できる唯一の白魔法ホーリーを解き放つために、また全ての元凶であるセフィロスとの決着をつけるために、仲間達と共に最終決戦に挑む。 最後はホーリーと星自身のライフストリームの発動によりメテオが阻止され、星は救われた。
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