てーぶるさん座
名称:てーぶるさん座
学名:Mensa
小分類:南半球
構成する主な星雲、星団、恒星:大マゼラン雲
日本で観測できる時期:日本からは見ることができません
見ごろの季節:夏(20時正中は12月)解説:かじき座の南にある3角形をした星座で、5等星以下の星からなります。「てーぶるさん(山)」はアフリカの南端、南アフリカ共和国のケープタウン市郊外にそびえる実在の山です。フランス人の天文学者ラカーユは、当時住んでいたこの山の頂きに雲がかかるのを見て、大マゼラン星雲に近いこの星座に、名前を付けたと言われています。天の南極近くにあるので、日本からはまったく見えず、また5等星ばかりの暗い星座なので、見えたとしても見つけるのは難しいでしょう。
1.見つけ方のポイント
てーぶるさん座は、大マゼラン雲と天の南極の間にある星座ですので、大マゼラン雲を目印にすれば良いでしょう。大マゼラン雲から南の方角へ少し目を移すと、3角形をしたてーぶるさん座が見つかるはずです。ただし、5等星以下の星々の集まりですので形を見分けることは難しいでしょう。
2.神話の内容について
18世紀のフランスの天文学者、ラカーユによって創設された星座です。神話とは関係ありません。彼はアフリカの南の端、ケープタウン(南アフリカ共和国)に住んで星座の研究を続けました。テーブル山は、ケープタウンの南にある山で山頂が平たくテーブルのようなので、この名がついています。ラカーユは、テーブル山の上によく白い雲がかかるのを見て、大マゼラン雲の下にあるこの星座に山の名前を与えたといわれています。
3.同じ時期に見える星座について
てーぶるさん座は天の南極近くにあるので、南半球の星座と共に見ることができます。南中時には東にとびうお座とりゅうこつ座、北にかじき座やちょうこくぐ座、がか座が見られます。また、西には小マゼラン雲やみずへび座、南にはみなみのさんかく座やさいだん座を見ることができます。
4.主要都市での観測について
てーぶるさん座は天の南極近くにある星座なので、日本からはまったく見えません。
※参考文献:「星座クラブ」沼澤茂美著(誠文堂新光社)、「星のポケットブック」(誠文堂新光社)、「星座天体観測図鑑」藤井旭著(成美堂出版)、「星座・夜空の四季」小学館の学習百科図鑑、「星座博物館・春」、「同・夏」、「同・秋」、「同・冬」、「同・星座旅行」瀬川昌男著(ぎょうせい)、「星空ガイド」沼澤茂美、脇屋奈々代著(ナツメ社)
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