その他の国内外での活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/25 14:40 UTC 版)
「エラ・バット」の記事における「その他の国内外での活動」の解説
バットはSEWA労働組合の書記長、SEWA協同組合銀行の社長を務める一方で、グジャラート女性農業労働者組合、自営女性労働者組合および建設労働者組合の副会長、グジャラート州成人教育委員会および(子供の人権を守るために活動する独立系の国際非政府開発組織)「SOS子供の村」の諮問委員会委員などを歴任した。さらに、女性小規模起業家を支援するマイクロファイナンス金融機関の全国規模ネットワーク「サ・ダーン (Sa-Dhan)」、女性を対象としたマイクロファイナンス学校、在宅労働者の国際ネットワークホームネット (HomeNet)、露天商国際同盟を創設した。 1976年には、ガーナの起業家でマイクロクレジットの先駆者エスター・アフア・オクルー(英語版)、1950年代に当時まだ男性社会であったウォール街の金融業界で活躍したミカエラ・ウォルシュ(英語版)とともに女性のための世界銀行 (WWB) を設立し、1984年から88年まで会長を務めた。これは世界40のマイクロファイナンスその他の金融機関のネットワークで、WWBジャパンも1990年に設立された。 また、1997年に設立されたWIEGO(非公式雇用における女性 ― グローバル化・組織化)運営委員会の委員長を創設時から2005年まで務めるほか、ロックフェラー財団管理委員会委員など、世界規模の慈善事業団体で委員を務め、2007年には、ネルソン・マンデラ、ジミー・カーター、フェルナンド・エンリケ・カルドーゾ、グロ・ハーレム・ブルントラント、マルッティ・アハティサーリ、メアリー・ロビンソン、グラサ・マシェル、デズモンド・ムピロ・ツツ、ムハマド・ユヌス、李肇星、ラクダール・ブラヒミ(フランス語版)、アウンサンスーチー(自宅軟禁中のため欠席)とともに、マンデラを中心とする元政治家、平和運動家、人権擁護活動家らの非政府組織「エルダーズ」を立ち上げた。バットは2016年以降、名誉会員である。 1986年、ギャーニー・ジャイル・シン(英語版)大統領にラージヤ・サバー(連邦議会)議員に任命され(任期3年)、議会内の「自営女性労働者に関する国家委員会」委員長を務めた。 2006年、オックスフォード大学出版局からバットの著書『私たちは貧しい、しかし、多数だ ― インドの自営女性労働者の物語』が出版された。
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