かんと

デジタル大辞泉

カン‐トー【Can Tho】

読み方：かんとー

ベトナム南部、カントー省の都市。同省の省都。ホーチミンの南西約130キロメートル、メコン川の分流の一つであるハウザン川沿いに位置する。メコンデルタ最大の都市であり、交通の要地、経済の中心地、米の集散地となっている。農業研究が盛んなカントー大学、ホー＝チミンの生涯と業績を紹介する博物館がある。カント。

カント【cant】

読み方：かんと

《斜面の意》鉄道線路・道路の曲線部における、外側部分と内側部分との高さの差。遠心力で車両が外側に出るのを防ぐために設ける。

カント【Immanuel Kant】

読み方：かんと

［1724〜1804］ドイツの哲学者。あらゆる権威の徹底的批判を根本精神とする批判哲学を大成し、近代哲学の祖とよばれる。理性の理論的認識能力の批判によって客観的認識の可能な領域を経験の世界に限定して科学的認識の成立根拠を基礎づけると同時に、神・自由などの形而上学的対象を実践理性の要請として位置づけて、道徳的価値や美的判断の根拠をも明らかにすることにより、文化諸領域を基礎づけた。著「純粋理性批判」「実践理性批判」「判断力批判」など。

テキサス大学図書館蔵

かん‐と【^×奸徒／^×姦徒】

読み方：かんと

悪者ども。悪徒。

「速(すみや)かに—の罪状を糺明(きゅうめい)し」〈藤村・夜明け前〉

かん‐と〔クワン‐〕【官途】

読み方：かんと

《古くは「かんど」》

１ 官吏の職務、または地位。官職。

２ 鎌倉時代、受領(ずりょう)に対して、京官の称。

かん‐と〔クワン‐〕【環^×堵】

読み方：かんと

１ 家の周囲を取り巻いている垣根。

２ 小さな家。狭い部屋。また、貧しい家。