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湯山 昭:お菓子の世界

英語表記/番号出版情報
湯山 昭:お菓子の世界Okashino Sekai (Suite Sweets)出版年1974年  初版出版地/出版社全音楽譜出版社 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
序曲お菓子ベルト・コンベヤー No Data No Image
1 1:シュー・クリーム No Data No Image
2 2:バウムクーヘン No Data No Image
3 3:柿の種 No Data No Image
4 4:ショートケーキ No Data No Image
5 5:ホットケーキ No Data No Image
6 間奏曲1:むしば No Data No Image
7 6:ウエハース子守歌) No Data No Image
8 7:ドロップス No Data No Image
9 8:チョコ・バー No Data No Image
10 9:バースデー・ケーキ No Data No Image
11 10クッキー No Data No Image
12 間奏曲2:どうしてふとるのかしら No Data No Image
13 11ヌガー No Data No Image
14 12ソフトクリーム No Data No Image
15 13ボンボン No Data No Image
16 14:鬼あられ No Data No Image
17 15マロン・グラッセ No Data No Image
18 間奏曲3:くいしんぼう No Data No Image
19 16金平糖 No Data No Image
20 17プリン No Data No Image
21 18ポップコーン No Data No Image
22 19チューインガム No Data No Image
23 20甘納豆 No Data No Image
24 21ドーナッツ No Data No Image
25 終曲お菓子行進曲 No Data No Image

作品解説

執筆者: PTNA編集部

世界たくさんのお菓子タイトルにし、様々な音楽のスタイル題名託して表現してます。柿の種」では日本響きを、「チョコバー」や「チューインガム」ではジャズフィーリングを、「マロングラッセ」ではフランス印象派的な手法で、等々...。子供大人楽しめる魅力溢れる曲集です。

解説文提供:全音楽譜出版社


お菓子の世界

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/04 07:40 UTC 版)

お菓子の世界』(おかしのせかい、: Confections A Piano Sweet)は、湯山昭が作曲したピアノ曲集である。

概要

1973年1月から12月までの1年間、「ゼンオン・ニュース」という小冊子に連載され、翌年5月に全音楽譜出版社にて刊行された。1994年には改訂版が刊行された。本曲集では、子供のために作曲された「子どもの国」とは対照的に、大人から子供まで幅広く親しまれるように作曲された楽曲である。難易度では、易しい曲から難しい曲まで様々である(一番難しくとも、ツェルニー40番程度の技術が必要とされる)。2010年では、132版という重版(通算では133版)を記録し、邦人作曲家のピアノ曲集の中でも特に、大人から子供まで愛奏されている曲集である。

作風

各曲には可愛らしいお菓子のタイトルが付けられ、日本風、ジャズ、フゲッタ、フランス風な印象を漂わせるなど曲風のスタイルが様々である。基本的には、各曲には調性は安定しているが、不協和音がしばしば出てくるなど、調性がはっきりしない楽曲もあり、最初から最後まで無調が続く楽曲も含まれる。また、序曲や間奏曲、そして終曲といった楽曲が挿入されているなど、ムソルグスキー展覧会の絵の様式で構成されているのも特徴的である。

構成

全26曲(序曲、間奏曲、終曲含む)からなる。

序曲 お菓子のベルト・コンベヤー Overture Confectionary on a Conveyor Belt
  • ヘ長調、左手のアルベルティ・バスに乗って、お菓子が次々と運ばれていく様子を描かれている。テンポが速いが臨時記号に慣れればそれほど難しくない。
第1曲 シュー・クリーム Chou a la Creme
第2曲 バウムクーヘン Baumkuchen
  • ハ長調、右手の柔らかい旋律で、全体的に優しい雰囲気を漂わせる。コーダではテンポが速くなり、ホ長調に転調したところでクライマックスを迎える。
第3曲 柿の種 Kaki-no-Tane
第4曲 ショートケーキ A Shortcake
第5曲 ホット・ケーキ A Hot Cake
  • ヘ長調、右手の付点8分音符で、ジャズっぽく大人しい軽やかなイメージで演奏する。
間奏曲1 むしば Intermezzo 1. Decayed Teeth
第6曲 ウエハース(子守歌) Wafers(Lullaby)
  • ハ長調
第7曲 ドロップス Drops
第8曲 チョコ・バー Chocolate Bar
  • ヘ長調、短い曲だが、複合リズムで取らなければならないししかもテンポが速いので、曲集の中でも特に難しい。
第9曲 バースデー・ケーキ Birthday Cake
  • ハ長調
第10曲 クッキー Cookies
  • 変ニ長調、ホット・ケーキと同様、右手の付点8分音符で軽やかに演奏する。半音ずつ転調するのが特徴的。
間奏曲2 どうしてふとるのかしら Intermezzo 2. Getting Fatter
  • ホ長調、ブルースのリズムに乗って、ゆっくり演奏する。
第11曲 ヌガー Nougat
  • 無調、フーガ風に乗ってゆっくり演奏する。臨時記号が多いためか難しいかもしれないが、テンポが遅いので比較的容易である。
第12曲 ソフトクリーム Softcream
第13曲 ボンボン Bonbon
  • 変ホ長調、ロマン的で軽やかなワルツである。演奏が容易。
第14曲 鬼あられ Oni-Arare
  • イ短調
第15曲 マロン・グラッセ Marrons Glaces
間奏曲3 くいしんぼう Intermezzo 3. Gourmand
  • ハ長調
第16曲 金平糖 Confetti
第17曲 プリン Custard Pudding
第18曲 ポップ・コーン Pou Corn
  • ハ長調、スタッカートのリズムでポップ・コーンが弾ける雰囲気が描写されている。テンポが速いので軽やかに速く演奏する。
第19曲 チューインガム Chewing gum
  • ハ長調
第20曲 甘納豆 Ama-Natto
第21曲 ドーナツ Doughnut
終曲 お菓子の行進曲 Finale Cake March
  • ヘ長調(実際は調合は書かれていない)、カーテンコール。主要旋律に混じりながら、全曲(間奏曲を除く)の旋律が登場する。ラストは力強い和音でクライマックスを迎える。本曲集の中、演奏時間が一番長く大変難しい。

楽譜

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