おどろく

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おどろく

出典:『Wiktionary』 (2021/06/19 15:55 UTC 版)

語源

古典日本語 「おどろく」

発音

• (東京) おどろ​く [òdóróꜜkù] (中高型 – [3])
• IPA^(?): [o̞do̞ɾo̞kɯ̟ᵝ]
• (京阪) おどろく (平板型)

動詞

おどろく 【驚く・駭く・愕く】

1. 思いもよらないことに遭遇してびっくりする。
   • その大を見て驚くなかれ、その小を見て等閑に附するなかれ。（福沢諭吉『物理学の要用』）
   • 突然、上級生が頓狂な声をあげた。/「あ、驚いた。あそこに今、蛸がゐるのかと思った。」/さう云って上級生は桜の根本を指差した。しかし、そこには日向のほか何もない。（原民喜『冬晴れ』）

活用

翻訳

• 英語: amazed ^(en), astonished ^(en), astounded ^(en), flabbergasted ^(en), stunned ^(en), surprised ^(en)
• シンハラ語: මවින වෙනවා
• 中国語:  (繁): 吃驚/ (簡): 吃惊 (chījīng)
• 朝鮮語: 놀라다 ^(ko)
• ノルウェー語（ブークモール）: bli overrasket
• フランス語: s'étonner

関連語

• 驚き
• 類義語:（語義1）仰天, 吃驚, 喫驚, 動転, 愕然, 駭然, 驚嘆, 驚愕, 驚動, 震駭, 震撼, 一驚, びっくり, 魂消る, 驚き入る, 肝をつぶす, 呆れ返る, 息をのむ, 腰を抜かす, 舌を翻す

動詞

おどろく 【驚く】

1. びっくりする。
2. 気付く。
   • 秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる（『古今和歌集』・藤原敏行）
3. 目覚める。
   • あやしく嗄ればみ、さわぎたる声にて、「さぶらはむはいかに。さぶらはむはいかに」と、あまたたびいふ声にぞ、驚きて見れば、几帳の後に立てたる灯台の光はあらはなり。（清少納言『枕草子』）

おどろ-く 動詞活用表（日本語の活用）

カ行四段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形
おどろ	か	き	く	く	け	け

派生語

• おどろおどろし
• おどろかす

諸言語への影響

• 現代日本語: おどろく