あなかんむりとは? わかりやすく解説

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あな‐かんむり【穴冠】

読み方:あなかんむり

漢字の冠の一。「空」「究」などの「穴」の称。


穴部

(あなかんむり から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/01 02:30 UTC 版)

康熙字典 214 部首
禾部 穴部 立部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

穴部 けつぶは、漢字部首により分類したグループの一つ。 康熙字典214部首では116番目に置かれる(5画の22番目、午集の22番目)。

概要

「穴」字は洞穴を意味する。人が入ることのできる空間があり、洞穴に野宿することを「穴居」と言った。引伸して洞穴を利用した住居、動物の巣穴、墓穴、物に開けられた穴などを意味する。また動詞として穴を穿つことをも意味した。

説文解字』は土室であり、家を表す「」と声符の「」で構成される形声文字とするが、甲骨文を見ると、全部で洞穴や土室の象形とも考えられる。

偏旁の意符としては洞穴や空間に関することを示す。

穴部はこのような意符を構成要素とする漢字を収める。

字体差

1画目

」同様、印刷書体(明朝体)における「穴」字の1画目には地域による差異がある。『康熙字典』は1画目を短い縦棒とし、日本・韓国はこれに従う。一方、中国の新字形・台湾の国字標準字体・香港の常用字字形表はこれを点画としている。

冠の位置にあるときの「八」部分は、『康熙字典』・日本・韓国では右の払いを釣り鉤、すなわち「儿」形に変化させる(ただし、『康熙字典』の「空」は「」をそのまま用いている)。台湾・香港の標準字体は釣り鉤がない。一方、中国の新字形ではこれを「ハ」のように長い点画に変化させる。

日本 韓国 台湾・香港 中国大陸
穴 空 穴 空 穴 空 穴 空

部首の通称

  • 日本:あな・あなかんむり
  • 中国:穴寶蓋、穴字頭
  • 韓国:구멍혈(gumeong hyeol bu、あなの穴部)
  • 英米:Radical cave

部首字

例字


あなかんむり

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/20 09:45 UTC 版)

冠 (漢字)」の記事における「あなかんむり」の解説

あなかんむり。「空」「窓」「究」など。穴や空間関わる意味を表す。「うかんむり」を含んでいるが、異な部首である。常用漢字数 9。常用漢字: 究 空 突 窃 窓 窒 窟 窮 窯 主な表外字: 穹 穿 窄 窈 窕 窘 窩 窪 窺 窶 竄 竈 など

※この「あなかんむり」の解説は、「冠 (漢字)」の解説の一部です。
「あなかんむり」を含む「冠 (漢字)」の記事については、「冠 (漢字)」の概要を参照ください。

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あなかんむり

出典:『Wiktionary』 (2015/11/15 07:14 UTC 版)

名詞

あなかんむり

  1. 漢字部首」の呼称一つ

手書きの字形について

  1. 1画目の線の書き方は、以下のいずれでもよい[1]
  2. 5画目の曲げ方が浅いか深いかは問わない。また深く曲げた場合の終筆は、はねてもはねなくてもよい[2]

発音(?)




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