『龍虎の拳』シリーズの設定
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「リョウ・サカザキ」の記事における「『龍虎の拳』シリーズの設定」の解説
『龍虎の拳』では、穏やかな日常を送っていたリョウとユリの兄妹に突如として事件が起こる。リョウの留守中にアパートが襲撃されユリが何者かにさらわれてしまった。激しい怒りに燃えるリョウはユリを救出すべく、親友のロバート・ガルシアと共にサウスタウンへ乗り込む。始めは父の知人である藤堂竜白の元を訪ね、そこから得られたわずかな情報を手掛かりに捜索を続ける。最終的に行き着いた空手道場で天狗の仮面を被った謎の格闘家と死闘を繰り広げた。圧倒的な力で襲い掛かる格闘家の前にリョウは極限状態まで追い詰められる。ユリを救い出したい一心から、リョウは半ば無意識に極限流空手の究極奥義、龍虎乱舞を繰り出し形勢を逆転させた。そして決着を付けようとリョウが最後の一撃を放とうとした瞬間、囚われていたはずのユリが現れリョウを止めに入る。ユリはこの仮面の男が自分達の父、タクマ・サカザキであると言い、そして今回の誘拐事件は極限流空手の使い手であるタクマを操るため、Mr.ビッグがユリを誘拐したのだと説明した。ユリ自身は、倉庫に閉じ込められていたのをキレイな顔をした男に助けられたらしく、リョウはユリを助けた人物がキングであると知る。キングに多大な恩義を抱くと共に、いつか再会出来た時には恩を返すことを心に誓う。そしてリョウは今回の事件で自分の無力さを改めて痛感し、自らの技をさらに磨くため修行の日々を送る。 『龍虎の拳2』ではユリ誘拐事件から1年が経っている。修行に明け暮れていたリョウは、ロバートから誘われサウスタウンで開かれる格闘大会に出場する。決勝戦でMr.ビッグと闘い、勝利を収め優勝者となったリョウは今大会のコミッショナーに招待される。そのコミッショナーであるギース・ハワードはリョウに自分の手先となり、自分の野望を達成するための駒になれと告げる。しかしリョウは「貴様であれ、Mr.ビッグであれ組織に手を貸すようなことは一切しない。極限流空手は人を守るためのものだ!!」と拒否をする。そのリョウの答えを聞いたその瞬間、ギースはリョウを抹殺しようと襲い掛かる。リョウはギースの猛攻に応戦し、龍虎乱舞でギースを破る。その時、室内の明かりが全て消えギースは逃亡し、一応の決着を付けた。大会終了後、リョウはキングに借りを返すためキングの弟であるジャンの手術費用をロバートと共に支援した。タクマは自身の肉体が限界だと悟りリョウとユリに引退を告げる。タクマにこれからはお前達が極限流空手の歴史を作るのだと言われ、リョウは決意を新たに修行に励む。 『龍虎の拳外伝』は『2』から半年後の話になっている。ある日ロバートから連絡があり、彼が急用でグラスヒル・バレーに行くと知らされる。そして間もなくガルシア家のエージェントであるカーマン・コールがリョウ宅へ訪ねて来た。カーマンからロバート捜索の依頼を受けたリョウはユリと共にグラスヒル・バレーへ赴く。道中で藤堂香澄から再戦の約束を取り付けられたり、藤堂志津子(竜白の妻および香澄の母)や不破刃から日本へ来るよう誘われる。事件解決後、イタリアへ帰るロバートを見送るためユリと空港に行く。ロバートを心配するユリの気持ちを察していたリョウは、事前に用意していた航空券と旅費をユリに渡す。そしてロバートと一緒にイタリアへ行くよう背中を押し、2人の旅立ちを見送った。
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