『ペイパー・シザーズ・ストーン』と解散(2001年 - 現在)
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「カタトニア (ウェールズのバンド)」の記事における「『ペイパー・シザーズ・ストーン』と解散(2001年 - 現在)」の解説
バンドは、1999年10月に行われたチャリティ・コンサート以降、2001年まで活動を休止した。4月28日にマンチェスター・アリーナで行われたチャリティ・ギグで、彼らはステージに戻った。マシューズは演奏前に語った。「私たちが考えていたことは本当に重要でしたし、それはちょうど戻ってくるのにちょうどよい時間でした。私たちがライヴをして以来の長い長い時間です。それは本当に素晴らしくなければなりません。それら(新曲)がライヴのような音になるかを楽しみにしています。昔のライヴ・サイクルに乗るのがよいでしょう。」そして、新しく作られる予定のアルバムから何曲かを演奏した。5月には新アルバムのタイトルが『ペイパー・シザーズ・ストーン』(Paper Scissors Stone) であると発表し、マシューズは「前のアルバムよりも少しアバンギャルド!でもっと力強いと思っています。そして少しバカです。『カースト・アンド・ブレスト』が店に並ばなくなったとき、集中して考えていました。これはもう少し情熱的だと思っています。」とNMEに語っている。 カタトニアは7月7日にグラスゴーで行われたNMEステージにヘッドライナーとして出演した。新アルバムからのリードシングルは「ストーン・バイ・ストーン」(Stone by Stone) はメディアからの評価が低く、NMEは10点満点中1点で「ルンペンの耳障りな声」「ショーン・リッチー(英語版)(イギリスの俳優)より早く人々の記憶から消える」「気まずいくらい古くさい」と貶している。 メディアは、マシューズがアルコールとタバコに加えて鬱でも苦しんでいるためにドラッグのリハビリ施設に入ると2001年中頃に報じた。その結果、『ペイパー・シザーズ・ストーン』のツアーは8月の初めに中止された。それは、マシューズの不安と消耗に対する処置が終わらなかったからだった。バンドが8月に解散するかもしれないことが噂されたが、カタトニアからは「ゴミ」として却下された。しかし9月21日に「彼らの決断は友好的になされたものであり、将来の予定は現在のところ詳細は存在しない」と述べた文で、レコードレーベルからカタトニアの解散が発表された。 彼らのことを「国際的なスーパースター」だと言っているBBCラジオ1のアナウンサーであるヒュー・スティーヴンスが「彼らが最高のウェールズのバンドだと常に思っていました。彼らはただの流行り廃りのポップ・バンドではなく、本当に意味がある歌をもっていました。」と付け加えるなど、様々な人々からバンドは賛辞をもらった。雑誌マクシムで評論家イエスティン・ジョージは「1998年から1999年ころ、ケリスは1日おきに毎日新聞紙上に載っていた」とカタトニアの影響を称賛し、『インターナショナル・ヴェルヴェット』の前がピークだと考えていたので彼女の人気がこのようになることは想像できなかったことを付け加えた。 マシューズは2003年5月にデビュー・ソロアルバム『Cockahoop』を発表した。2006年8月には、セカンドアルバム『ネヴァー・セッド・グッバイ』(Never Said Goodbye) を発表した。2007年11月にはウェールズ語の歌のミニアルバム『Awyren=Aeroplane』を発表した。マシューズは、2009年後半にウェールズ語と英語で同時にアルバムを発表した(『Paid Edrych I Lawr』と『Don't Look Down』)。 ロバーツは、ア・カリフとカタトニアで同僚だったポール・ジョーンズとともに、シャーベット・アントラーズというバンドを結成、続いてア・ファルクというプロジェクトで活動した。そして、ロバーツは2012年には女性シンガーのディオンヌ・ベネットとスーパー・ファーリー・アニマルズのダフィッド・エヴァンらと、ジ・アースというバンドを結成している。 パウエルはソングライターとなり、ダフィーへも曲を提供している。2007年からはBBCラジオ・キムルーにウェールズ語のショーのプレゼンターで出演している。ステレオフォニックスのドラマーのスチュアート・ケーブルが死後、その代役として、ウェールズのサッカー選手フレッド・キーナーの銅像建設のためのチャリティ・シングルを彼らで2010年に発表した。
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