『ウルトラマンレオ』に登場するババルウ星人
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「ババルウ星人」の記事における「『ウルトラマンレオ』に登場するババルウ星人」の解説
『ウルトラマンレオ』第39話「レオ兄弟 ウルトラ兄弟 勝利の時」に登場。 別名「暗黒宇宙の支配者」。以前からウルトラの星を狙っていた宇宙人で、過去にウルトラ兄弟とも戦ったことがあり、巨悪として恐れられていた。しかし、ウルトラマンキングには小物扱いされており、正体が露見した後はあわてて退散している。 高い変身能力に優れ、ウルトラマンレオの弟であるアストラを襲って北極星の氷塊の中に閉じ込めた後は彼に変身してウルトラの星に侵入すると、ウルトラの星のエネルギーと運行を制御しているウルトラキーを盗み出し、地球に暴走させたウルトラの星を激突させようと暗躍する。レオとウルトラ兄弟の同志討ちを図るその変身能力には、ウルトラ兄弟はおろかレオさえも気付けなかった。 格闘技術にも優れており、左腕には鎖分銅(チェーン、鎖分銅のチェーン)、右腕にはカッター(隠し刀)を得意武器として戦う。鎖分銅は巨大化し、ウルトラキーが格納された第2ウルトラタワーを引き倒すほどの力がある。 ウルトラの星での戦いでは、アストラの姿のままウルトラ兄弟を退けて地球へ逃げ去り、そこでキングの洗礼光線を浴びて正体を暴かれたために逃亡し、等身大になって身を隠しながらウルトラの星と地球を衝突まで数分というところまで追い詰めるが、レオ兄弟のウルトラダブルスパークによってウルトラキーを復元されると、計画を遂行するためにも巨大化する。ウルトラキーをウルトラの星に運ぼうとするレオ兄弟との戦闘では、隙を突かれて本物のアストラにウルトラキーを持ち去られたため、完全に計画は失敗する。最後はレオを鎖分銅とカッターで苦しめるも、逆にカッターを利用されて鎖を切られたうえ、レオキックを胸のランプに受けて絶命する。 声:清川元夢 当時の裏設定では、レオ兄弟への復讐のためにブラック指令に地球侵略を依頼したとされている。 胸部のランプは後に「パイルオーガン」と呼ばれる装置で「宇宙空間のマイナスエネルギーやダークパワーを吸収する装置」と設定された。 声優は男性だが、裏設定では女性とされている。 デザインは大澤哲三。着ぐるみは第30話に登場したマグマ星人の改造で、デザイン画でも指示されていた。 第39話のテロップでは「暗黒星人ババルウ」と表記されており、劇中でもゾフィー、エース、ナレーションには「ババルウ」と呼称された。現在では「ババルウ星人」が公式の名称とされている。 内山まもるの漫画版『ウルトラマンレオ』(てんとう虫コミックス『ザ・ウルトラマン』第3巻に収録)では、『小学三年生』掲載分にてテレビ版とほぼ同じ展開を経て、『小学二年生』掲載分にてテレビ版に登場した個体の弟がウルトラマンAに化けてレオ兄弟を誘い出し、死亡したと思われていたレオ兄弟の両親を母船で人質に取ってレオ兄弟にウルトラの星の破壊を命じると、ブラック司令官と共に地球へ侵攻する。しかし、最終決戦ではレオの両親に母船から脱出され、その際の爆発で飛び散った破片が身体に突き刺さり、死亡する。
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