「第二のオールロマンス事件」とは? わかりやすく解説

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「第二のオールロマンス事件」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 09:28 UTC 版)

オールロマンス事件」の記事における「「第二のオールロマンス事件」」の解説

1983年京都市で3億円規同和行政公金不正支出事件鳥居事件)が発覚した事件の内容は、灘本昌久要約によると以下の通りである。 この事件は、簡単に言うと、同和事業関係の土地買収京都市が行なうにあたり解放運動暴力団圧力により、適正価格より高い値段強要されることが多かったため、担当幹部・職員が、架空営業補償立ち退き補償書類偽造して、その水増し分を不正な支払いにあてていたというものである。また作られ裏金は、土地買収関係だけでなく、運動団体幹部買収や(京都府副委員長自宅購入費に二四〇万円提供された)、同和向けの市営住宅家賃値上げ分の補填、あるいは様々な運動団体活動への助成金補助金あてられていたのであった。これらのことは、運動団体行政二人三脚行なわれたことであり、運動団体にも責任がある。 改良事業室長らは起訴され市議会百条委員会設置して真相究明乗り出す事件発展したが、部落解放同盟京都府連は執行部退陣市民への謝罪もおこなわず、それどころか「第二オールロマンス事件である」と言い張ってあべこべに京都市糾弾した。この「第二のオールロマンス事件」なるスローガンは、部落解放同盟京都府連がブレーン師岡佑行京都部落研究所所長)に入れ知恵され提唱しはじめたものであったが、寺園敦史からは「意味不明」と批判されている。また、当時師岡部下だった灘本昌久このたびも、師岡氏の正常な判断なら、運動反省求めたはずなのだが、左翼思想に基づく行政権力」に対す批判災いしたのか、上記のようなとんでもないスローガンをさずけてしまった。しかし、言葉魔術というのは恐ろしいもので、この「第二のオールロマンス事件」という的外れ一種デマゴギースローガンが、責任逃れ腐心していた解放同盟意外に大きな力をあたえ、行政同和事業費用ピンハネしたという、まったく事実異なった事件像が運動の中では流布していく。 運動我が身かわいさに、すべての責任行政押しつけて、逃亡はかったわけである。 と批判している。しかしながら差別許されるわけではない

※この「「第二のオールロマンス事件」」の解説は、「オールロマンス事件」の解説の一部です。
「「第二のオールロマンス事件」」を含む「オールロマンス事件」の記事については、「オールロマンス事件」の概要を参照ください。

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