「パパ」の組織
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/02 14:17 UTC 版)
アトランティス時代、かろうじてワッハマンを退けた「パパ」が作りあげた組織。絶大な力を持ち、大国をも影響下に置く。 パパ レミィたちアンドロイドを作り出し、太古の昔から作中の舞台となる現代まで影から政治・経済などを思うがままに操る謎の人物。「パパ」とはレミィがそう呼んでいたのが、なかばコードネームとして定着したもの。本名は最後まで不明。かつての戦いでワッハマンの額に傷を負わせ、眠りにつかせたほどの存在だが、自らも顔面破損や体の半分を失うなどの重傷を負い、メカニックで補っている。その行動には不明瞭な部分が多く、ワッハマン抹殺に全力をそそぐ一方、自らを殺しうる唯一の存在として期待しているふしもある。悠久の時を生きる中で、自分を「楽しませる」者を求めてやまない。制服やコスチューム等を収集する趣味を持ち、当初レミィが出撃する際に着ていたコスチュームは実は彼の個人的な趣味によるコレクションだった。本人曰く「着るわけじゃないんだ」とのこと。『黄金バット』の「ナゾー」が元ネタ[要出典]。 イシュタル 「パパ」が作った二体目の対ワッハマン用アンドロイド。両手にオリハルコン製の爪とブレードを持っている。影に沈む能力をもち、神出鬼没であらゆる場所に現れてはワッハマンに挑む。途中、オリハルコン製の刃を腕に装備し、その切れ味でワッハマンに幾度となく襲い掛かった。「パパ」には絶対服従であり、その不条理な言動を含め、意に沿うよう行動しようとするが、それゆえ「パパ」からは「つまらない」と言われている。イシュタルの名はとある登場人物にもじられて使われている。 プロトタイプ・レミィ 「レミィ」の試作型にしてレミィのお姉さん。アンドロイドだが、個性を持っているゆえに「プロトタイプ」という立場から「正真正銘のレミィ」になろうと日本への帰還途中に台湾を訪れたレミィの前に立ちはだかる。 変形した際の姿は非人間型で、脚代わりの巨大な副腕(これだけを出した際には翼の様にも見える)をもち、脚部に相当する場所にクローアームがある形態。 人造人間 「パパ」陣営の働きアリのような存在。新しいものほど高性能だがレミィやゴーレムと違って個性という物が無く、与えられた設定(カバー)に準じたキャラクターを演じている。だが、旧式の個体を見下したりする人間臭い一面もある。 人間に混ざって社会に溶け込んでおり、町一つの住人が入れ替わってワッハマンに襲い掛かったり、鮫洲の新任上司が人造人間だったりした。正体を現すと顔面などに人工的な線が見えたりする。 ゴーレム レミィがまだ「パパ」の組織に所属していた頃に、レミィの部下として彼女に付き従っていた巨躯のアンドロイド。レミィを「お嬢様」と呼び、献身的に尽くしていた。戦闘力はワッハマンはおろか、レミィ(ハンババ)にも遠く及ばない。体型がコロコロ変わったり、破壊されても次の話には復活していたりしたが、同じ個体が修理されていたのか、同じ顔の別個体なのかは不明。 破壊されそうになったレミィを逃がすためにイシュタルを羽交い締めにして、それまで外れることは何度もあっても、破損したことはなかった頭部を切り裂かれてからは、登場しなくなった。
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