「バトルアクス作戦」を撃退とは? わかりやすく解説

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「バトルアクス作戦」を撃退

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:20 UTC 版)

エルヴィン・ロンメル」の記事における「「バトルアクス作戦」を撃退」の解説

詳細は「バトルアクス作戦」を参照 その後エジプト英軍は英本土からマチルダ歩兵戦車クルセーダー巡航戦車など238両の戦車増援受けて強化された。チャーチルはウェーヴェルにこの戦力使ってトブルク包囲を解くための反撃作戦バトルアクス作戦戦斧作戦)」を開始するよう命じたイギリス側パウルス報告書傍受してエジプト国境ドイツ軍部隊軽装備であることを掴んでいた。しかしドイツ側無線傍受英軍攻勢かけようとしている事を察知したロンメルエジプト国境付近防備整えさせた。 英軍は第4機甲旅団第7機甲旅団南北二手分かれて進軍し1941年6月15日早朝からハルファヤ峠に攻撃開始したアラスの戦いでも悩まされた重装甲戦車マチルダII歩兵戦車動員されていたが、アラスの戦いの時と同様に88ミリ高射砲対戦車砲として使うことでこれに対抗した88ミリ高射砲存在悟られぬように隠し、また指揮官ヴィルヘルム・バッハ少佐(en)の88ミリ高射砲適切な運用によりマチルダII歩兵戦車午前中戦闘11両、午後の戦闘17両も破壊することに成功したその後もハルファヤ峠のドイツ軍88ミリ高射砲最大武器として峠を死守した。88ミリ高射砲恐るべき火力英軍はハルファヤ峠を「ヘルファイヤ(地獄の業火)峠」と呼んで恐れた英軍頑強なハルファヤ峠を迂回しサルーム西方カプッツォ砦(en)に40両のマチルダII歩兵戦車でもって襲撃をかけてきた。オートバイ部隊早々に潰走させられたが、ヨハネス・キュンメル大尉(en)の指揮の下にIV号戦車2両と88ミリ高射砲1門だけでマチルダII歩兵戦車を9両も破壊し英軍敗走させている。キュンメル大尉はこの活躍騎士鉄十字章柏葉章を受け、また「カプッツォの獅子」の異名得たロンメル英軍の第4機甲旅団第7機甲旅団がほとんど連携取れていないことを見抜き、第5軽師団と第8装甲連隊並行して進軍させ、英軍二つ旅団間隙突破するよう命じた。第5軽師団と第8装甲連隊10キロ離れていたため、まず両部隊は目前の敵と交戦続けたが、徐々に移動開始し6月16日夕刻にはシジ・オマール東に到着した。そして6月17日夕方にはハルファヤ峠に展開する英軍背後回り込むことに成功した。突然背後に敵部隊出現したことで英軍パニック起こして総崩れとなった6月17日午後にウェーヴェル大将戦況視察訪れたが、その時にはすでに英軍敗走中であり、それを知った彼は愕然とした物量的には英軍圧倒していたはずであった。またこの戦域英空軍制空権握っており、英軍航空支援をたくさん受けていた。にも関わらず3日間に及んだ英軍反撃作戦バトルアクス作戦」は完全なる失敗終わった。この作戦英軍戦車100両以上大破した。対してドイツ軍戦車はわずか12両が大破したけだった

※この「「バトルアクス作戦」を撃退」の解説は、「エルヴィン・ロンメル」の解説の一部です。
「「バトルアクス作戦」を撃退」を含む「エルヴィン・ロンメル」の記事については、「エルヴィン・ロンメル」の概要を参照ください。

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