「バナナ・ボート」とは? わかりやすく解説

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「バナナ・ボート」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 14:49 UTC 版)

ハリー・ベラフォンテ」の記事における「「バナナ・ボート」」の解説

ニューヨーク市ハーレム生まれ父親仏領マルティニーク黒人、母はジャマイカ系である。1956年に「バナナ・ボート」が世界的な大ヒットとなり、アルバムカリプソ』も当時としては珍しいミリオンセラー記録し一躍スターとなった。 「バナナ・ボート」はジャマイカ労働者バナナを船に積み込むときに歌う労働歌元に作られた曲で、"Day-o, Day-ay-ay-o ・・・ Day, me say day, me say day, me say day Me say day, me say day-ay-ay-o・・・"。という掛け声特徴的。この掛け声語感コミカルさから、日本でも浜村美智子江利チエミカバーバージョンヒットした。またその後も「マティルダ」や「ダニー・ボーイ」などの世界的なヒット曲連発した。 ベラフォンテのコンサートを観た三島由紀夫は、「ベラフォンテがどんなにすばらしかは、舞台を見なければ本当のところはわからない。ここには熱帯太陽があり、カリブ海貿易風があり、ドレイたちの悲痛な歴史があり、力と陽気さと同時に繊細さ悲哀があり、素朴な人間の魂のありのまま表示がある。そして舞台の上のベラフォンテは、まさしく太陽のやうにかがやいてゐる。(中略)歌はれる歌には、リフレインが多い。全編ほとんどリフレインといふやうな歌がある。これは民謡特色だが、同時に呪術的特色でもある。わづかなバリエーション伴ひながら『夏はもうあらかた過ぎた』(ダーン・レイド・アラウンド)とか『夜ごと日の沈むとき』(スザンヌ)とかいふ詩句が、彼の甘いしはがれた声で、何度となくくりかへされると、われわれは、ベラフォンテの特色である、暗い粘つこい叙情の中へ、だんだんにひき入れられる。声が褐色幅広いリボンのやうにひらめく。われわれは、もうその声のほかには、世界中に何も聞かないのである。(中略)(私は)『バナナ・ボート』や、たのしい『ラ・バンバ』をことに愛する」と、その歌声絶賛した

※この「「バナナ・ボート」」の解説は、「ハリー・ベラフォンテ」の解説の一部です。
「「バナナ・ボート」」を含む「ハリー・ベラフォンテ」の記事については、「ハリー・ベラフォンテ」の概要を参照ください。

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