永遠の輝き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/23 01:43 UTC 版)
ヴァラールの軍勢によってモルゴスは打ち破られ、残る2つのシルマリルも鉄冠から取り外された。なおも誓いに縛られたマイズロスとマグロールは、ヴァラールに対しても宝玉の引渡しを求めた。だがその答えを待たず、ふたりは夜間に宝玉の保管場所を襲い、シルマリルを奪って逃走した。ついに誓願の宝玉を得た兄弟だったが、シルマリルはかれらの手を焼いた。これまでに多くの血を流してきたかれらは、すでにシルマリルにふさわしくない者に成り果てていたのである。絶望のあまりマイズロスはシルマリルごと大地の火の割れ目に身を投げ、マグロールは宝玉を海に投げ棄てて、ひとり海辺を彷徨い苦しみと後悔の歌を歌い続けたという。 こうして三つの宝玉のうち、一つは天に、一つはわたつみの深き底に、一つは世界の中心に燃える火の中に安住の地を見出した。 表 話 編 歴 J・R・R・トールキンの中つ国の伝説体系生前に発表された作品 ホビットの冒険 | 指輪物語(旅の仲間・二つの塔・王の帰還) | トム・ボンバディルの冒険(英語版) | 道は続くよどこまでも(英語版) 死後に発表された作品 シルマリルの物語 | 終わらざりし物語 | 中つ国の歴史(英語版) | ビルボの別れの歌(英語版) | フーリンの子供たち(英語版) | ホビット研究(英語版)| ベレンとルーシエン(英語版)| ゴンドリンの没落(英語版) 関連記事の一覧 カテゴリー別 | 名前順 | 文献 | 人物 | 種族・人種 | 河川 | 国々 | 年表
※この「永遠の輝き」の解説は、「シルマリル」の解説の一部です。
「永遠の輝き」を含む「シルマリル」の記事については、「シルマリル」の概要を参照ください。
- 永遠の輝きのページへのリンク