終わらざりし物語
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『終わらざりし物語』(おわらざりしものがたり、原題: Unfinished Tales)は、J・R・R・トールキンの作品集である。副題を含む原題はUnfinished Tales of Númenor and Middle-earth(ヌーメノールと中つ国の終わらない物語)。トールキンの遺した草稿をクリストファ・トールキンが編纂し、1980年に出版された。
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- 1 終わらざりし物語とは
- 2 終わらざりし物語の概要
終わらざりし物語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 13:45 UTC 版)
『指輪物語』作中で「二つの塔」で登場するより前にも、グリマは背後で物語に大きく関わっていた可能性がある。『終わらざりし物語』に収録されたトールキンの遺稿のひとつでは、グリマがガンダルフのエドラスへの訪問をサルマンに知らせるべくアイゼンガルドに向かう途上、ローハン平原で指輪の幽鬼に捕らえられたと記述されている。彼は指輪の幽鬼に、サルマンの企みについての自分の知識、特にホビット庄に対する関心と場所を暴露した。グリマは解放され、指輪の幽鬼はすぐにホビット庄に向かった。ただし、遺稿の別のバージョンでは、この役割は、フロドたちがブリー村で遭遇する「いやな目つきの南から来た男」に与えられている。またトールキンは、グリマがセオデンに「遅効性の毒」を与え、彼を年齢より早く老化させた可能性を示唆する。
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終わらざりし物語
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「トーリン・オーケンシールド」の記事における「終わらざりし物語」の解説
『終わらざりし物語』(Unfinished Tales)の下巻に収められている「エレボールへの遠征」では、追補編に収められなかったトーリンに関するエピソードが語られている。ガンダルフがトーリンと出会った経緯、またビルボを採用することをめぐってのガンダルフとトーリンの議論は、ビルボの視点から書かれた『ホビットの冒険』とは全く異なった視座を読者に供するものである。
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終わらざりし物語
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「ビルボ・バギンズ」の記事における「終わらざりし物語」の解説
『終わらざりし物語』では、一つの指輪とサウロンの消滅の後、指輪の仲間たちがミナス・ティリスで住んでいたころ、ガンダルフがギムリとホビットたちに語った、ホビットの冒険においてビルボが選ばれた理由を説明する逸話が2つ紹介されている。 休息をとるため20年ぶりにホビット庄へと旅していたガンダルフはブリー村近くでトーリン・オーケンシールドと出会い、竜のスマウグを退治すべくドワーフたちを率いて進軍したいとの相談を受ける。ホビット庄に着いたガンダルフは、ビルボがいまだ独身で、放浪癖やドワーフなどのよそ者とさえ話をする習慣が噂の種になっているのを知る。またエルフの風習に通じていることを聞くと、好奇心旺盛な若いころのビルボを憶えていたガンダルフは、これこそ求めていた人材と直感し、ただちにトーリンを説得した。
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