かえっ‐て〔かへつ‐〕【▽却って/▽反って】
読み方:かえって
[副]《「かえりて」の音変化》予想とは反対になるさま。反対に。逆に。「安物を買ったら、—高くついた」
[用法] かえって・むしろ——「病人のほうがかえって(むしろ)しっかりしている」「三月のほうがかえって(むしろ)寒かった」のような場合は相通じて用いられ、比較して強調する意を表す。◇「かえって」は予想していたことと反対の結果の意で、「勧められたら、かえって行く気がしなくなった」「もうけようとして、かえって損をした」のように用いる。これらの場合、「むしろ」には置き換えられない。◇「むしろ」は、どちらかといえば後者を選ぶの意を表す。「強い男性より、むしろ優しい男性が好きだ」「恥辱に生きるより、むしろ死を選ぶ」
返って、帰って、還って、反って、孵って
かえって
「かえって」の例文・使い方・用例・文例
- あたりは一面暗く静まりかえっていた
- 彼は怒りで煮えくりかえっていた
- たいへんな暴風雨があったから,キャンプに行かなくてかえってよかった
- 葬儀の朝はすべてがしんとして静まりかえっていた
- あたり一帯はどこも暗く静まりかえっていた
- 暗い講堂は静まりかえっていた
- 問題を解決しようとしたが、かえって混乱をひどくしてしまった。
- 彼女のためを思ってやったことが、かえって裏目にでてしまった。
- これらの情報を私はひとつの文にまとめたため、かえってわかりにくくなってしまった。
- 彼女に欠点があるからかえって好きだ。
- かえってきた
- 会社の経営があまりにも順風満帆で、かえって恐いぐらいだ。
- 「どうしたんだよ、家の前でモジモジと」「うん・・・お兄ちゃんがかえってくるの、まってたんだ」
- コンビニが女子であふれかえってて、押し分けて中にはいる気もせず、そのまま帰った。
- 話が合いすぎるので、かえって何か怪しいと思った。
- 病気見舞いはかえってありがた迷惑だ。
- 彼女は彼に欠点があるからかえって彼を愛している。
- 彼女は彼が欠点を持っているのでかえって彼を愛した。
- 彼は兵士として中国に渡ったが、二度とかえってこなかった。
- 彼は転地したためにかえっていっそう悪くなった。
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