の・る【▽伸る/▽反る】
そ・る【反る】
読み方:そる
[動ラ五(四)]
1 まっすぐな物、平らな物が弓なりに曲がる。「表紙が—・る」「板が—・る」
2 からだ、またはその一部が後ろの方へ弓なりに曲がる。のけぞる。また、弓なりに曲げる。「指が—・る」「—・って歩く」「背中を—・らせる」
[可能] それる
かえ・る〔かへる〕【返る/▽反る】
読み方:かえる
[動ラ五(四)]
1 表であったものが裏になったり、上であったものが下になったりして、ものの向き・位置が反対になる。裏がえる。ひるがえる。ひっくりかえる。「裾が—・る」「軍配が—・る」「漢文を下から—・って読む」
2 (返る)一度変化したものが、前やもとの状態になる。「童心に—・る」「正気に—・る」
3 (返る)一度手を離れた物が手元に戻る。もとの所有者に戻る。「忘れ物が—・る」「投資した金が倍になって—・ってくる」
4 (返る)こちらからの働きかけに対して、相手が反応する。「返事が—・ってくる」
「その年も—・りぬ」〈更級〉
6 染めた色がさめる。色があせる。
「はな(=ハナダ色)も—・り濡れなどしたる薄色の宿直物(とのゐもの)を着て」〈枕・二〇〇〉
㋐すっかり…する、ひどく…する意を表す。「静まり—・る」「あきれ—・る」「むせ—・る」
㋑繰り返し…する意を表す。
「ぬばたまの夜を長みかもわが背子が夢(いめ)に夢にし見え—・るらむ」〈万・二八九〇〉
[可能] かえれる
「反る」の例文・使い方・用例・文例
品詞の分類
- >> 「反る」を含む用語の索引
- 反るのページへのリンク