サ・イラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/10 10:09 UTC 版)
その後
この歌は恐怖政治の時代の後も生き残った。そして総裁政府(1795年 - 1799年)の時期にはショーの前に歌うことが義務付けられたが、執政政府(1799年 - 1804年)期には禁じられた。
トリビア
- 元宮廷音楽家のクロード=ベニーニュ・バルバトルは、1792年にラ・マルセイエーズとこの歌のピアノもしくはオルガン用の編曲(楽譜)を残している。彼の元パトロンたちが迫害・処刑される中で、自身の迫害を免れるために作られたと見られる。
- フランス海軍の戦列艦「ラ・クーローヌ」(王冠の意)は1792年にこの歌にちなんで「サ・イラ」と改名した。
- サッシャ・ギトリーの映画「シ・ヴェルサイユ・メテ・コンテ」(Si Versailles m'était conté, 1954年)の主題歌として、サン・キュロット版に近い内容の歌詞がエディット・ピアフによって歌われた。
- イギリス陸軍西ヨークシャー連隊(第14歩兵連隊)の速歩行進曲として使われた。ファマールの戦い(1793年)で、第14連隊は「サ・イラ」の音楽に合わせてフランス軍を攻撃し、勝利した。連隊は後日、その栄誉として、連隊の速歩行進曲としてこの曲を与えられた。それは今もヨークシャー連隊によって受け継がれている。
外部リンク
- Ça ira (1954) - エディット・ピアフの歌唱
- Original version - マルク・オジュレの歌唱(MP3データ)
参考文献
- 河野健二 (1989), 『資料フランス革命』, 岩波書店, ISBN 4-00-002669-0 - pp.226-232に「サ・イラ」の全訳あり
サイラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/08/14 05:04 UTC 版)
サイラ
- サ・イラ - フランスの革命歌
- 京都大学iPS細胞研究所 - 略称 CiRA(サイラ)
- サンマ - サンマの紀伊半島の方言「サイラ(佐伊羅魚)」
- ゾス・サイラ - クトゥルフ神話に登場するとされる架空の生物
このページは曖昧さ回避のためのページです。一つの語句が複数の意味・職能を有する場合の水先案内のために、異なる用法を一覧にしてあります。お探しの用語に一番近い記事を選んで下さい。このページへリンクしているページを見つけたら、リンクを適切な項目に張り替えて下さい。 |
- サ・イラのページへのリンク