scheme
「scheme」の意味
「scheme」とは、計画や仕組み、または策略といった意味を持つ英単語である。計画や仕組みの場合、目標達成のために立てられた方法や手順を指す。策略の場合、特定の目的を達成するために秘密裏に立てられた計画や手段を意味する。「scheme」の発音・読み方
「scheme」の発音は、IPA表記では /ski:m/ であり、IPAのカタカナ読みでは「スキーム」となる。日本人が発音するカタカナ英語では「スキーム」と読む。「scheme」の定義を英語で解説
A scheme is a plan or arrangement involving many people which is made by a government or other organization, or a secret plan made by a group of people to do something illegal or harmful. It can also refer to a systematic plan or arrangement for attaining a particular goal or solving a particular problem.「scheme」の類語
「scheme」の類語には、plan(計画)、strategy(戦略)、plot(策略)、system(システム)、program(プログラム)などがある。「scheme」に関連する用語・表現
「scheme」に関連する用語や表現には、schemer(策略家)、schematic(図式的な)、schematize(図式化する)、color scheme(配色)などがある。「scheme」の例文
1. They devised a scheme to reduce energy consumption.(彼らはエネルギー消費を削減する計画を立てた。)2. The government has launched a new housing scheme for low-income families.(政府は低所得家庭向けの新しい住宅プログラムを立ち上げた。)
3. The company's pension scheme is very generous.(その会社の年金制度は非常に寛大である。)
4. She was involved in a scheme to defraud the bank.(彼女は銀行をだまし取る策略に関与していた。)
5. The project is part of a larger scheme to revitalize the city center.(そのプロジェクトは、市中心部を活性化させるための大規模な計画の一部である。)
6. The manager's scheme to increase sales was successful.(マネージャーの売上増加のための計画は成功した。)
7. They hatched a scheme to take over the company.(彼らは会社を乗っ取るための策略を企てた。)
8. The color scheme of the room is very soothing.(その部屋の配色は非常に落ち着く。)
9. The new traffic scheme aims to reduce congestion in the city.(新しい交通計画は、都市の渋滞を緩和することを目指している。)
10. The marketing scheme was designed to attract more customers.(そのマーケティング計画は、より多くの顧客を引き付けるように設計されていた。)
スキーム
「スキーム」とは・「スキーム」の意味
「スキーム」は、「計画」「体系」を意味する言葉であり、ビジネス用語やit用語として使用される。「計画」を意味する英単語「scheme」が元である。スキームと同じ「計画」という意味を持つ言葉としては、「プラン」が挙げられるが、プランはただ漠然とした計画を指すことが多い。それに対してスキームは、具体的な内容が、すでに作られている計画を指すという違いがある。つまり、プランが発展したものが、スキームだ。ビジネスシーンでは、スキームは、ビジネスに関するあらゆる計画や、計画における枠組みを指す用語として使用される。そして、特定の計画や枠組みに限定するために、「事業スキーム」や「取引スキーム」という風な表現にすることもある。また、ビジネスシーン以外でも、行政などで、計画や枠組みを意味する用語としてスキームが使用される場面がある。
it業界では、スキームは、「URLスキーム」あるいは「URIスキーム」という用語で使用されることが多い。インターネット上における所在を示す、URLあるいはURIに含まれる通信規格の情報を指す。インターネット回線を使って任意の所在に辿り着くためには、「URLスキーム」や「URIスキーム」で指定した通信規格を使用する。代表的なものは「http」であり、「スキーム名」と呼ばれることもある。また、主にスマートフォンで、特定のアプリを開くための仕組みを「URLスキーム」と呼ぶことも多い。
特殊な例として、「ザ・スキーム」というゲームの固有名詞として使用されているパターンもある。その場合は、密かに計画された悪事を指す、「陰謀」という意味になる。
「スキーム」の熟語・言い回し
スキーム図とは
「スキーム図」は、計画の内容を図解したものである。スキームは、具体的な枠組みが決まっている計画を指す。その内容を文章のみで表す場合、複雑でわかりにくくなる恐れがある。そこで、内容をわかりやすくするために、図形やイラストを取り入れたスキーム図を作成することが多い。スキーム図には、大きなカテゴリが小さなカテゴリに枝分かれする形の樹形型や、時系列に沿って記載する形のフロー型など、複数の種類がある。
業務スキームとは
「業務スキーム」は、主にビジネスシーンにおいて、「業務体系」を意味する言葉として使用される。組織における従業員の働き方の指標や、特定の部署の構造などを指す言葉である。
事業スキームとは
「事業スキーム」は、「事業計画」を指す言葉である。特定の事業において、期日や投入する資金額など、具体的な内容が決められている計画を指す。事業で金融機関から融資を受ける際には、事業スキームを元にした事業計画書が必要になることがほとんどである。
反応スキームとは
「反応スキーム」は、化学分野で使用される専門用語である。分子構造を六角形で記したベンゼン環を用いて、どのような化学反応が起こったのかを記した図を指す。
数値スキームとは
「数値スキーム」は、数学や物理学で用いられる用語である。何らかの数値を代入した際、特定の数値が算出される構造、高度な方程式などを指す言葉だ。
ビジネススキームとは
「ビジネススキーム」は、ビジネスシーンにおいて、具体的な計画を指す言葉である。ビジネスに関するスキームであれば、ひと通りビジネススキームと呼べる。そして、スキーム図と文章を織り交ぜた書き方をすることが多い。ビジネススキームという言葉を実際に使用する場合、例文は、「新しく事業を始めるために、ビジネススキームが必要である」「融資を受けるためには、ビジネススキームの修正をしなければならない」のように使用する。
「スキーム」の使い方・例文
「スキーム」をビジネスシーンで使用する場合、「企画が通ったため、より具体的なスキームを作ることとなった」「期限が迫っているというのに、スキームの内容がまだ練り上がっていない」「今思えば、この事業はスキームの段階から非の打ちどころがなかった」「組織の上層部から、短期間でのスキームの修正を命じられた」のような使い方となる。また、「この失敗は、行政のスキームに無理があったことが原因だろう」「民間と自治体が連携するスキームが立ち上げられた」といった使い方も可能だ。it用語として使用するのであれば、「URLスキームが乗っ取られる被害が多発している」「URIのセキュリティ対策を万全にしなければならない」「これは私が今まで使ったことのないスキーム名だ」のような表現となる。
スキーム scheme
Scheme
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/25 13:34 UTC 版)
Scheme(スキーム)はコンピュータ・プログラミング言語 LISPの方言のひとつで、静的スコープなどが特徴である。仕様(2017年現在、改7版まで存在する)を指すこともあれば、実装を指すこともある。Schemeにより、LISP方言に静的スコープが広められた。
注釈
- ^ 元々のALGOLには関数引数等が無いためFUNARG問題なども無く、静的スコープの歴史としてALGOLをあまり強調する意味は無い。
- ^ 英: closure
- ^ 英: lambda calculus
- ^ 英: tail-recursion
- ^ 英: continuation
- ^ 英: message passing
- ^ 英: continuation passing style、CPS
- ^ 継続渡し形式は一連のλ論文において導入された。ただし、体系として確立されてはいないものの、同様の手法は「John C. Reynolds (1972), Denitional Interpreters for Higher-Order Programming Languages」にもみられる。
- ^ 後の完全な Planner の実装として、エジンバラ大学の Julian Davies が POP-2 で実装した Popler がある。
- ^ 当初は
CATCH
という名称であった。 - ^ 英: escape operator
出典
- ^ 出典URL: https://small.r7rs.org/
- ^ “Influences - The Rust Reference”. The Rust Reference. 2023年4月18日閲覧。
- ^ “From LISP 1 to LISP 1.5”. www-formal.stanford.edu. 2024年4月8日閲覧。
- ^ 「Scheme 過去◇現在◇未来 前編」『bit』(共立出版)Vol. 28, No.4(1996年4月号) pp. 4~9
- ^ Baker, Henry G. (July 1978). “Shallow binding in Lisp 1.5”. Commun. ACM (New York, NY, USA: Association for Computing Machinery) 21 (7): 565–569. doi:10.1145/359545.359566. ISSN 0001-0782 .
- ^ 1178-1990 (Reaff 2008) IEEE Standard for the Scheme Programming Language. IEEE part number STDPD14209, unanimously reaffirmed at a meeting of the IEEE-SA Standards Board Standards Review Committee (RevCom), March 26, 2008 (item 6.3 on minutes), reaffirmation minutes accessed October 2009. NOTE: this document is only available for purchase from IEEE and is not available online at the time of writing (2009).
- ^ Michael Sperber ほか. “The Revised6 Report on the Algorithmic Language Scheme” (英語). 2009年2月2日閲覧。
- ^ “Position statement” (英語). 2013年12月16日閲覧。
- ^ “Scheme Working Groups” (英語). 2013年12月16日閲覧。
- ^ 川合史朗 (2002年10月). “Gluing Things Together - Scheme in the Real-time CG Content Production”. 2014年6月20日閲覧。
- ^ 藤田善勝. “YPSILON”. 2014年6月20日閲覧。
- ^ Online version of the Lambda Papers (PDF)
- ^ Sussman, Gerald Jay; Steele, Guy Lewis (1975). Scheme: An Interpreter for Extended Lambda Calculus (Report). Massachusetts Institute of Technology. hdl:1721.1/5794。
- ^ Sussman, Gerald Jay; Steele Jr, Guy L (1998). “Scheme: A interpreter for extended lambda calculus”. Higher-Order and Symbolic Computation (Springer) 11 (4): 405–439. doi:10.1023/A:1010035624696 .
- 1 Schemeとは
- 2 Schemeの概要
- 3 言語仕様
- 4 実装
- 5 応用
- 6 関連項目
scheme(スキーム)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/19 02:51 UTC 版)
「Uniform Resource Identifier」の記事における「scheme(スキーム)」の解説
URIはこの「スキーム」と呼ばれる識別子から始まり、省略できない。階層的識別子(Hierarchical Identifiers)である:(コロン)はスキームの区切り文字でスキーム名の最後に挿入する。スキーム名は文字で始まり、文字、数字、+(プラス記号)、-(ハイフン)、.(終止符)で構成される文字列となる。大文字と小文字を区別しないが、一貫性を保つために小文字の使用を推奨している。
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Scheme
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 01:56 UTC 版)
Scheme での実装を以下に示す。 (require-extension srfi-1) ; 実装依存。SRFI-1 と言うライブラリを用いる。(define (selection-sort ls) (let loop ((ls ls) (acc '())) (if (null? ls) (reverse acc) (let ((x (apply min ls))) (loop (remove (lambda (y) (= y x)) ls) (cons x acc)))))) 表 話 編 歴 ソート 理論計算複雑性理論 ランダウの記号 全順序 リスト 安定性 ソーティングネットワーク 比較ソート(英語版) 整数ソート(英語版) 交換ソートバブルソート シェーカーソート 奇偶転置ソート コムソート ノームソート クイックソート 選択ソート選択ソート ヒープソート スムースソート デカルト木ソート トーナメントソート 挿入ソート挿入ソート シェルソート ツリーソート 図書館ソート ペイシェンスソート マージソートマージソート 多層マージソート ストランドソート 非比較ソート基数ソート バケットソート 計数ソート プロキシマップソート 鳩の巣ソート バーストソート ビーズソート 並行ソートバイトニックソート バッチャー奇偶マージソート シェアソート 混成ソートティムソート イントロソート Jソート アンシャッフルソート(英語版) その他トポロジカルソート パンケーキソート スパゲティソート 非効率的/ユーモラスソートボゴソート ストゥージソート スリープソート エラーソート
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Scheme
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/28 06:08 UTC 版)
「ジェネレータ (プログラミング)」の記事における「Scheme」の解説
Schemeでは、単純には遅延評価を利用した実装が考えられる。 ;; SRFI 41と言うライブラリを使用(この辺は実装依存)(import streams-primitive)(import streams-derived)(define (countfrom n) (let ((str (stream-from n))) (lambda () (let ((head (stream-car str)) (tail (stream-cdr str))) (set! str tail) head))));; Example use: 10 から 20 までの整数を表示する。(call/cc (lambda (break) (letrec ((iter (countfrom 10))) (let loop ((i (iter))) (if (<= i 20) (begin (display i) (newline) (loop (iter))) break)))));; 必要に応じて素数をいくらでも作成するジェネレータ(define (primes) (letrec ((sieve (lambda (stream) (let ((obj (stream-car stream))) (stream-cons obj (sieve (stream-filter (lambda (x) (not (zero? (remainder x obj)))) (stream-cdr stream)))))))) (let ((p (sieve (stream-from 2)))) (lambda (message) (case message ((next) (let ((head (stream-car p)) (tail (stream-cdr p))) (set! p tail) head)) (else 'hoge))))))> (define f (primes))> (f 'next)2> (f 'next)3> (f 'next)5> (f 'next)7> また、Schemeにおいては、継続を使って実装したサンプルがある。
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Scheme
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 20:16 UTC 版)
;; use-modules は 処理系 Guile 固有の機能である。;; SRFI 機能を使うための仕組み処理系に依る。(use-modules (srfi srfi-1 )) ; split-at(use-modules (srfi srfi-11)) ; let-values(define (merge left-half right-half) (let loop ((ls left-half) (rs right-half) (result (list))) (cond ((null? rs) (append (reverse result) ls)) ((null? ls) (append (reverse result) rs)) (else (let ((l (car ls)) (r (car rs))) (if (<= l r) (loop (cdr ls) rs (cons l result)) (loop ls (cdr rs) (cons r result))))))))(define (merge-sort xs) (cond ((null? xs ) xs) ((null? (cdr xs)) xs) (else (let-values (((left-half right-half) (split-at xs (quotient (length xs) 2)))) (merge (merge-sort left-half) (merge-sort right-half))))))
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Scheme
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 20:49 UTC 版)
平均値を求める手続き average の例を考える。平均値の計算には最小でも1個の値が必要であるから、固定個数の仮引数(必須の仮引数)として x0 を指定しており、それ以降を任意個数の引数としている。任意個数の値は仮引数 xs にリストとして格納される。 (define (average x0 . xs) (let ((sum x0) (count 1)) (for-each (lambda (x) (set! sum (+ sum x)) (set! count (+ count 1))) xs) (/ sum count))) 上記を呼び出すコードの例は次の通りである。 (display (average 0.3 9.4 5.2 4.5 9.7)) (newline)
※この「Scheme」の解説は、「可変長引数」の解説の一部です。
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