遺 伝子とは? わかりやすく解説

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いでん‐し〔ヰデン‐〕【遺伝子】

読み方:いでんし

遺伝形質規定する因子本体はふつうDNAデオキシリボ核酸)で、染色体上のある長さをもつ特定の区画をいう。遺伝因子ゲンジーン

DNA2」に同じ。「名人呼ばれた先代の—を受け継ぐ


遺伝子

英訳・(英)同義/類義語:gene

親から子に伝わり遺伝形質発現させる本体物質的にDNA一つ生物形成する遺伝子のセットゲノムという。

遺伝子

【英】: Gene
親からの形質(顔、皮膚目の色など)の受け継ぎ決めるものが遺伝子である。

遺伝子はDNAデオキシリボ核酸)という物質でできている。生物の持つDNA配列上には、体を構成するタンパク質作るための設計図のような情報いくつか並んでおり、この設計図にあたる部分が遺伝子である。

その並び方は、1つの遺伝子で1種類タンパク質というふうに、1本のDNA中に種類の違うタンパク質遺伝情報いくつも格納されている。そして、細胞内ではこの遺伝子の情報からタンパク質作られている。
親からの形質(顔、皮膚目の色など)の受け継ぎ決めるものが遺伝子である。

遺伝子はDNAデオキシリボ核酸)という物質でできている。生物の持つDNA配列上には、体を構成するタンパク質作るための設計図のような情報いくつか並んでおり、この設計図にあたる部分が遺伝子である。

その並び方は、1つの遺伝子で1種類タンパク質というふうに、1本のDNA中に種類の違うタンパク質遺伝情報いくつも格納されている。そして、細胞内ではこの遺伝子の情報からタンパク質作られている。
遺伝子
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デオキシリボ核酸

タンパク質

細胞


遺伝子

Gene

【概要】 細胞工場例えると、本社コンピュータ室染色体ハードディスク、遺伝子は特定のプログラムデータにあたる。つまり遺伝子は一つ一つ蛋白質構造決め設計図である。物質としてはDNARNA2種類がある。ウイルス細胞質持たず、遺伝子を生きた細胞中に持ち込む。まるでフロッピイディスクのような存在である。 

【詳しく】 人間の遺伝子は、23対ある染色体特定の位置存在している。これを染色体地図という。遺伝子は信号始まり部分から終わり部分があり、その中間実際に蛋白質コードしているエクソン部分と間の無信号域のイントロン部分がある。遺伝子DNA転写されRNAができ、さらにイントロン部分切り出されて、メッセンジャーRNA(mRNA)になる。mRNA核膜の穴から細胞質出て蛋白合成に向かう。

《参照》 DNARNA


遺伝子

【仮名】いでんし
原文gene

親から子に継承される遺伝機能的および物理的単位。遺伝子はdna構成し大部分の遺伝子は特異的な蛋白生成するための情報をもっている。

遺伝子

作者多和田葉子

収載図書きつね月
出版社新書館
刊行年月1998.2


遺伝子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/03 04:21 UTC 版)

生物学において、遺伝子(いでんし、: geneギリシア語: γένος)という言葉には2つの意味がある。メンデル遺伝子は、遺伝の基本単位である。分子遺伝子は、DNA内のヌクレオチド配列であり、転写されて機能的なRNAを生成する。この分子遺伝子にはタンパク質コード遺伝子と非コード遺伝子の2種類がある[1][2][3][4]




「遺伝子」の続きの解説一覧

遺伝子

出典:『Wiktionary』 (2021/07/31 13:15 UTC 版)

名詞

いでんし

  1. 遺伝される形質情報単位。ほとんどの生物ではDNAによってコードされる。一部ウイルスではRNAよる。
  2. 比喩的)下の世代へと引き継がれる性質精神

発音(?)

い↗で↘んし

類義語

熟語

翻訳


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