用語と定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 09:30 UTC 版)
日本の電気通信事業法は、「有線、無線その他の電磁的方式により、符号、音響又は影像を送り、伝え又は受けること」と定義している。 また、放送は公衆に向けた通信の送信とされ、電気通信の部分集合であるが、しばしば並立するものとして言及される。 例:「通信衛星と放送衛星」「通信事業者と放送事業者」「通信と放送の融合」 定訳としては、日本語(漢語)「電気通信」は、どうしても英語に翻訳したい場合は(やむなく) "electronic communication"と1対1に対応させるのが通常である。 ところが、英語圏の人々は(つまりネイティブは)一般に、「electronic communication」という英語を、日本人が「電気通信」という用語で指すような概念を指すためには使っていない。生物が電気的にコミュニケーションを行うことを指すために使っている。つまり日本人が強引に「電気通信」を英語に訳すつもりで「electronic communication」という表現を使っても、英語のネイティブには通じないわけであり、これでは和製英語である。 「通信」に相当するのは "telecommunication" である。造語法的には「tele + communication」であり、遠隔地間のコミュニケーションを指す。たとえば、狼煙、トーキングドラム、手紙、腕木通信、手旗信号なども含み、日本の「電気通信」という概念とは別の線引きによる概念である。 「電気通信」という用語の設定、概念の区切りかたは、日本の行政用語や大学の学科名などでは頻出し日本人は頻繁に用いていてそれに慣れてしまっていて、日本人の多くが気付いていないが、実は欧米圏ではあまり一般的ではない用語の設定、概念の区切り方である。つまり実は「電気通信」はそのままでは世界的に通用する概念ではなく、どちらかと言うと日本の行政用語や、日本の大学や日本の専門学校の学科運営のための用語なのである。
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用語と定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/01 05:31 UTC 版)
旧人類区分には取り決められた定義がない。定義の一つでは、ホモ・サピエンスは旧人類と現生人類を含む複数の亜種を内包する単一種である。この定義においては現生人類はホモ・サピエンス・サピエンスと呼ばれ、旧人にも接頭辞の「ホモ・サピエンス」がつけられる。例えば、ネアンデルタール人は「ホモ・サピエンス・ネアンデルターレンシス」となり、ホモ・ハイデルベルゲンシスも「ホモ・サピエンス・ハイデルベルゲンシス」とされる。他の分類学者は旧人類と現生人類を単一種としてではなく、複数の異なる種と見なしている。この見方をする場合には標準的な分類である、ホモ・ローデシエンシスやホモ・ネアンデルターレンシスが用いられている。 旧型ホモ・サピエンスと現生人類、それからホモ・エレクトスと旧型ホモ・サピエンスを分ける線引きは明確ではない。195,000年前のオモ遺跡(英語版)にある化石(知られているうちで最古の解剖学的現生人類の化石)、160,000年前のホモ・サピエンス・イダルトゥ、90,000年前のカフゼー遺跡(英語版)の化石は一目で現生人類と認識することができる。しかしながら、これらの初期現生人類は顕著ではなく中程度に見られる眼窩上隆起をはじめとして、いくつかの原始的な特徴との混合が見られる。
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用語と定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/26 08:20 UTC 版)
射爆理論では、分析と効果の最適化を図る過程で使用する用語を厳密に定義することで、曖昧さの排除に努めている。 撃破と命中 射爆理論では目標の撃破には条件が設定される。例えば艦船の撃破であれば、沈没、航行不能、主要兵器使用不能といった状態から、単に通信アンテナに修理不能な程度の損傷を与える程度まで、いくつかの段階があり、近代艦船ではC3Iの要である通信能力を奪われるだけで以後の戦闘参加が不可能になる場合があり、修理される相応の期間だけ当該艦船の戦力を封殺できることは概念として撃破ととらえることが可能である。 射弾の命中は目標中心から規定範囲内に弾着することを意味しており、目標の破壊とは無関係である。単射による小目標の場合には、目標に弾着することは目標の破壊に直接結びつくと射爆理論でも規定される場合があるが、その場合でも命中とは呼ばれない。 小目標と大目標 1つの弾の効果で撃破される目標を小目標、または点目標と呼び、1発の着弾で完全撃破されるか全く無傷であるかのいずれかであり、部分的な被害・破壊は生じないと定義されている。注意しなければならないのは、小目標であっても命中しても必ずしも撃破されるとは限らないことである。複数の弾の効果で撃破される目標を大目標、または面目標と呼び、複数発の命中弾の累積効果で目標は撃破される。基本的には複数発での命中が前提であるが、目標の致命的な部位への1発の命中によって撃破されるモデルも存在し、この場合の目標は構造型大目標と呼ばれる。 面状に散らばった多数の小目標の集団を1つの大目標として扱う場合があり、この目標は集合的大目標と呼ばれる。 逐次射撃と同時射撃 複数回行われる射撃において、前回射撃時の結果を観測して弾着点や目標撃破の有無を次からの射撃に反映させることを逐次射撃と呼ぶ。 前回の射撃を変更せずに次の射撃を行うことを同時射撃と呼ぶ。これら2つは時間的な差異ではなく、前回の結果を次回の判断に反映させるか否かの違いである。 観測射撃と修正射撃 逐次射撃でも、目標撃破の有無だけを次回の射撃に反映させる場合には観測射撃(Shoot-Look-Shoot)と呼び、弾着点の観測結果によって次の射撃を修正する場合には修正射撃と呼ぶ。 挟叉修正射撃と偏差修正射撃 修正射撃でも、遠近、または左右だけの目標と弾着とのずれの方向が判り修正する射撃は挟叉修正射撃と呼び、目標中心からのずれの方向だけでなく距離(ミス・ディスタンス)まで判り、これに基づいて修正する場合には偏差修正射撃と呼ぶ。 独立射撃、サルボ射撃、パターン射撃 複数回射撃を繰り返す場合の射法でいくつか分かれる。1発の射撃の度に照準をやり直すのを独立射撃(independent firing)、同一の射撃諸元のままで複数発の射撃を行うことをサルボ射撃(salvo firing、斉射)またはリップル射撃(ripple firing、連射)、一定のパターンで散開した弾着点を描くように企図したパターン射撃(pattern firing)、とそれぞれ呼ばれる。 単発撃破確率と撃破速度 射撃と爆撃による成果は撃破の有無によって評価され、これらの兵器の評価値は目標撃破確率で表現される。具体的な評価尺度としては1発の射撃・爆撃によって小目標を撃破する確率を表した単発撃破確率(single shot kill probability; SSKP)が使われる。また、単位時間当たりの平均発射弾数に単発撃破確率を乗じた値を撃破速度と呼ばれる。大目標の撃破では目標撃破確率と期待カバレッジが評価基準となる。 目標撃破確率は、着弾距離、撃破の閾値、目標の特性、弾種が関係する関数であり、つまり目標からのずれである着弾距離分はなれた場所に着弾した規定弾種が、特定の特性を持つ目標に対し、事前に規定された撃破の閾値以上の被害を及ぼし得る確率である。
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用語と定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 03:59 UTC 版)
「Long COVID」の記事における「用語と定義」の解説
「Long COVID」は患者が作成した用語で、2020年5月にユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの考古学者であるElisa PeregoがTwitter上でハッシュタグとして初めて使用したとされている。 Long COVIDには単一の厳密な定義はない。重篤な症状あるいは集中治療後症候群や二次感染などの合併症を経験した人が、入院を必要とせず(軽症COVID-19(mild COVID-19)と呼ばれる)そういう合併症もなかった人と比べて、回復に時間がかかるのは正常であり、予期されることである。このように重症度の違いのため、個人の継続的な症状が正常な回復期なのか、それとも長期化したLong COVIDなのか、判断を難しくさせる。経験則の1つに、Long COVIDは2ヶ月以上続いている症状を表すといわれるが、この切り分けがSARS-CoV-2ウイルス感染に固有であると言える根拠はない。
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用語と定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 09:59 UTC 版)
国際音声記号では「破裂音(はれつおん、英: plosive)」という語を使っている。 「閉鎖音(英語版)(へいさおん、stop または occlusive)」という語を使う学者も多い。破裂音と閉鎖音は区別しないことも少なくないが、異なる定義で使っていることもある。 服部四郎は「破裂音」を外破の際の噪音の意味に限って用い、閉鎖のあとの出わたりの噪音が聞こえないものについて「閉鎖音」の語を用いる。鼻音は含まない。 ピーター・ラディフォギッドも「閉鎖音」の語を用い、鼻音を含むように定義することも可能だが、含まないのが普通であるとする。また破擦音を閉鎖音の一種とする。 現在の音声学では使われないが、古くは黙音(もくおん、mute)とも言った。伝統的なラテン語の文法書などで「名詞第三曲用の黙音幹」のように使用される。
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