破擦音とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > > 音響 > > 破擦音の意味・解説 

はさつ‐おん【破擦音】

読み方:はさつおん

閉鎖音にすぐ続いて摩擦音発音され一つ単音みなされるもの。[ts][tʃ][dʒ][dz]など。


破擦音

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/12 16:07 UTC 版)

破擦音(はさつおん、英語: affricate)とは、破裂音と同様の閉鎖を作るが、閉鎖を開放するときに摩擦音が発生する子音のことである。


  1. ^ a b c Carley, Paul; Inger M. Mees; Beverley Collins (2017). English Phonetics and Pronunciation Practice. Routledge. p. 23 


「破擦音」の続きの解説一覧

破擦音

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 16:20 UTC 版)

子音」の記事における「破擦音」の解説

同じ調音部位または隣接する2つ調音部位破裂音摩擦音同時に一つの音として発せられる場合、これを破擦音といい、破裂音摩擦音伴わせることを破擦化と呼ぶ。破裂摩擦の起こる調音部位同一の破擦音には [p͡ɸ], [b͡β], [t͡θ], [d͡ð] など、隣接するものには [p͡f], [b͡v], [t͡s], [d͡z] などがある。前者の破擦音は日本語の音韻体系にも、また英語、ドイツ語フランス語イタリア語スペイン語など比較日本人になじみの深い西欧諸国言語音韻体系にもその一部(英語の eighth, ninth, and the, in the など)を除いて存在せず、また短く発音した破擦音がその元になった破裂音強く発音したときとほとんど同じになるため、これらを母語とする話者多くは [p͡ɸ] と [p], [b͡β] と [b], [t͡θ] と [t], [d͡ð] と [d] などは弁別が困難である。後者場合の破擦音とその元になった破裂音との弁別は、上記各言語母語とする話者にとって、前者場合よりは比較的に容易であるが、日本語母語とする話者にとっては、日本語の音韻体系に [p͡f], [b͡v] がないため、[p͡f] と [p], [b͡v] と [b] の弁別は困難であり、また外来語通じて日本人馴染んできたとはいえ日本語の音韻体系に [tu], [ti], [du], [di] の音節がないため、[t͡su], [t͡si], [d͡zu], [d͡zi] との弁別困難なことがある

※この「破擦音」の解説は、「子音」の解説の一部です。
「破擦音」を含む「子音」の記事については、「子音」の概要を参照ください。


破擦音

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 16:20 UTC 版)

子音」の記事における「破擦音」の解説

詳細は「破擦音」を参照 ( Pf ; Ts Dz; T∫ Dzh) Pf: ドイツ語の Pfeife, Kopfpf の音。 ts, ʧ: 上下の歯を閉じ舌先上歯密着して息を完全に止めてから発音するツァ行、「チ」を含むチャ行の音。 dz, dZ [dz, dʒ]: 上記有声音日本語のヅァ行、ヂャ行の子音。「ヅァ」「ヂャ」は通常「ザ」「ジャ」と表記されるが、ここでは同じ破擦音の「ツァ」「チャ」を有声化した音であるので、摩擦音区別するため、あえて「ヅァ」「ヂャ」の表記にした。英語の friendsdsbridgedge の音。日本語では語頭ザ行音、ジャ行音は、一般にこれらの音で発音されることが多い。有声摩擦音の z, Z 参照

※この「破擦音」の解説は、「子音」の解説の一部です。
「破擦音」を含む「子音」の記事については、「子音」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「破擦音」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「破擦音」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



破擦音と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「破擦音」の関連用語

破擦音のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



破擦音のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの破擦音 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの子音 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS