ホモ・ハイデルベルゲンシス
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ホモ・ハイデルベルゲンシス(Homo heidelbergensis ハイデルベルクのヒト)は、ヒト属の一種。ハイデルベルク人をホモ・エレクトスとは別種とするときの名称。ホモ・エレクトスに比べ脳容量が大きく(1100cc - 1400cc)、より人間的な行動をとることができ、これを種レベルの違いであると考える場合に別種とする。種レベルの違いはなかったと考える場合はエレクトスに含める。エレクトスの種内亜種として区別する場合は、ホモ・エレクトス・ハイデルベルゲンシス (Homo erectus heidelbergensis) と呼ぶ。時期は60万年前から40万年前。
- ^ a b “Homo heidelbergensis”. Smithsonian Institution. 2015年12月21日閲覧。
- 1 ホモ・ハイデルベルゲンシスとは
- 2 ホモ・ハイデルベルゲンシスの概要
- 3 ハイデルベルク人
- 4 画像
ホモ・ハイデルベルゲンシス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 20:57 UTC 版)
「人類の進化」の記事における「ホモ・ハイデルベルゲンシス」の解説
ホモ・ハイデルベルゲンシス(学名:Homo heidelbergensis、別の和名:ハイデルベルク人)は、約80万年から約30万年前にかけて生存していたタクソンである。 より高度な進化を遂げた人類としてホモ・エレクトゥスの系統群から分岐したタクソンであるが、階級的位置づけについては大きく分けて2つの見解がある。一つは原人の進化段階を脱していないという捉え方で、これを反映して提案された学名は Homo erectus heidelbergensis(ホモ・エレクトゥス・ハイデルベルゲンシス)である。次に、過渡期にあることを重視して提案された学名 Homo heidelbergensis(ホモ・ハイデルベルゲンシス)があり、これが多くの支持を集めている。これらに加えてハンガリーの人類学者アンドール・トマが後頭骨化石標本サム(英語版)を論拠として唱えた仮称 Homo erectus seu sapiens paleohungaricus(ホモ・エレクトゥス・セウ・サピエンス・パレオフンガリクス。意訳:ホモ・エレクトゥス・パレオフンガリクス、もしくは、ホモ・サピエンス・パレオフンガリクス)もあるが、支持者が多いとは言い難い。 現生人類へ到る進化の道筋を"本流"とするなら、まさにそれ以前に本流を内包していたエレクトゥス系統群から分岐し、次の時代の本流そのもの、あるいは本流への繋ぎ役になったと考えられている。
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ホモ・ハイデルベルゲンシス
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「言語の起源」の記事における「ホモ・ハイデルベルゲンシス」の解説
「ホモ・ハイデルベルゲンシス:言語」も参照 ホモ・ハイデルベルゲンシスはホモ・エルガステルと非常に近縁であった(移住した子孫である可能性が高い)。ホモ・エルガステルは声を出した初めてのヒト科動物とされ、この点に関して継承した文化をホモ・ハイデルベルゲンシスが発展させてより洗練されたものにしており、原始的な形の記号言語を発展させた可能性がある。
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