民俗学とは? わかりやすく解説

みんぞく‐がく【民俗学】


民俗学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/27 14:24 UTC 版)

民俗学(みんぞくがく、英語: folklore studies / folkloristics)は、学問領域のひとつ。高度な文明を有する諸国家において、自国民族の日常生活文化の歴史を、民間伝承をおもな資料として再構成しようとする学問で、民族学文化人類学の近接領域である。


  1. ^ a b 河野眞「民俗学における個と社会 ―20世紀初めのフォルク論争を読み直す(3)」『文明21』No9、2002年
  2. ^ 民俗学の国策化大塚英志『怪談前後―柳田民俗学と自然主義―』角川学芸出版、2007年2月



民俗学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 07:54 UTC 版)

景観」の記事における「民俗学」の解説

日本民俗建築学会 編『日本生活環境文化事典』では、景観は「自然が作る環境と建築物や道路などの土木建造物によって構成される」と記している。また、同書では景観構成する脇役」として電柱街灯火の見櫓などを挙げ、これら脇役景観存在感大きいものの、環境デザイン景観要素として意識されることが少ないと指摘した

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民俗学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 16:23 UTC 版)

ピレネー山脈」の記事における「民俗学」の解説

ピレネー地域民族学、民俗学、歴史学的に多様である。アンドラアラゴンアリエージュバスクベアルンカタルーニャナバーラルシヨンなどの地域分かれており、かつてはアルモガバルススペイン辺境領という区分もあった。 ピレネー山脈付近に伝わる伝説として「熊の子ジャン」がある。ピレネー山脈付近作られ犬種グレート・ピレニーズがある。

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民俗学

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ハイエナ」の記事における「民俗学」の解説

東アフリカでは、太陽冷やし大地温める動物として扱われるが、西アフリカでは、不道徳など悪いイメージ語られる中東では、裏切り愚かさ象徴とされるアフリカなどでは狼男ではなく人間成りすますハイエナWerehyena(英語版)が知られるタンザニアでは、魔女乗り物とされる

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民俗学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/27 21:01 UTC 版)

ラ・テーヌ文化」の記事における「民俗学」の解説

この文化圏に関する現代知識は、考古学的証拠古代ギリシア古代ローマ文献、民俗学的証拠からのもので、特に民俗学的には西ヨーロッパケルト領域にまでラ・テーヌ文化美術的な影響指摘されており、議論になっている考古学ラ・テーヌ文化属すとされる社会いくつかは、紀元前5世紀以降ギリシアローマ文献で keltoi(ケルト人)および galliガリア人)と呼ばれたヘロドトスは keltoi をドナウ川源流域としたが、これはラ・テーヌ文化中心地にあたる。このことがラ・テーヌ文化担い手ケルト人だったことを意味するかどうか判断難しい。考古学では、言語物質文化政治的同盟が必ずしも並行して発生しない繰り返し断定している。Frey (Frey 2004) は紀元前5世紀ケルト人埋葬習慣一様ではなく、むしろ局所的な集団が独自の信念持ち結果として独特な芸術表現生み出したとしている。ラ・テーヌ文化考古遺跡とされるものはスラブ文化圏にもあり、ラ・テーヌ文化ケルト人ものとすることは微妙な問題生ず可能性がある。

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民俗学

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異人」の記事における「民俗学」の解説

民俗学において折口信夫は、海の彼方にあると信じられている他界常世から定期的に来訪する霊的存在を「まれびと」と呼んだまた、岡正雄は、年に一度季節定めて他界から来訪する仮面仮装の神を「異人」と呼び日本メラネシアに共通の現象として指摘した従来の民俗学では「異人歓待」や「異人殺し」を中心にしつつ、個別事例対象にして分析進められてきた。例えば、秋田ナマハゲ沖縄八重山アカマタ・クロマタのような村落あるいは社会外部から来訪し幸福をもたらすまれびとや、六部山伏はじめとする遍歴宗教者などが対象にされていた。これに対し通文化的(特定の時代地域限定されない分析可能にする概念として、「異人」という言葉使われ始めたのである小松和彦は、「異人」を四種類型化している。 ある社会集団訪れ一時的に滞在し所用が済めばすぐに立ち去っていく人々。例:遍歴広く各地巡り歩くこと、いろいろな経験重ねること)する宗教者職人商人乞食旅行者巡礼者など。 ある社会集団外部から来て定着した人々。例:難民商売布教目的とする商人宗教者社会から追放され犯罪者強制的に連行されてきた人々など。 ある社会集団が、その内部から特定の成員差別排除することで生まれてくる人々。例:前科者障害者など。 はるか彼方に存在し想像上間接的にしか知らない人々。例:外国人や、異界に住むと信じられている霊的存在など。 「異人」という概念生まれる時とは、ある集団異質存在だと規定し始めた人物認識生じた時である。

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民俗学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/15 00:10 UTC 版)

」の記事における「民俗学」の解説

南方熊楠は、『十二支考・』の冒頭で、「わが邦でも水辺住んで人に怖れらるる諸水の主というほどの意〔こころ〕でミヅチ呼んだらしい」としている。 南方ミズチを「主(ヌシ)」とするが、もとの着想は「チ」は「尊称」(讃え名)だとする本居宣長考察であった(『古事記伝』)。ヌシだとする立場南方見立であって宣長本人は、ミズチヤマタノオロチオロチ被害者たちであるアシナヅチ・テナヅチのいずれにつくチも「讃え名」であるという語釈をしている。南方は、「ツチ」や「チ」の語に、自然界実在するアカカガチ」(ヤマカガシ)の例も含めてヘビの意味含まれると見、柳田國男は「ツチ」()を「霊」的な意味に昇華させてとらえた。『広辞苑』では「ち【霊】」を自然界森羅万象霊力云々定義しているが、そのあたりは、上述§語源でも触れた南方は、地方では本来「ミズチ」だったものの伝承変遷し河童一種にすりかわってしまったのではないか考察する。その根拠として、現代河童相当する地方語に、ミヅシ(能登)、メドチ南部地方)、ミンツチ蝦夷北海道)など、ミズチの名に近似する語がいくつかみつかることを挙げている。また、越後伝承では河童瓢箪嫌悪するとさられていて、これは河伯または大虬(みづち)に瓠(ひさご)を沈めてみせよと挑戦した上述『日本書紀』11の二例と通じている。同様の考察柳田や、石川純一郎らが踏襲している。 南方はこの沿線上でさらに詳しく憶測し水の主たるミズチ人間化して害をなす伝承があったのが、いつのまにかミヅシと呼ぶ河童悪事伝説にすりかわってしまう一方水の主としてのミズチの名は忘れ去られたのではないかとしている。河童スッポンを、水中人間を殺すことで知られる三つ存在として朝川善庵善庵随筆』がとりあげていることを、南方はさきに触れている。

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