まれびととは? わかりやすく解説

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まれ‐びと【客/賓/人】

読み方:まれびと

《まれに来る人の意》

民俗学で、異郷から来訪する神をいう。人々歓待受けて帰る考えられた。折口信夫の用語。

まろうど」に同じ。

「—の饗応なども」〈徒然二三一〉


まれびと 【客・賓】

マラヒトの転で、稀に来る人の意。江戸初期までは清音マロウドとも)大空・海の彼方常世国などから来て々をめぐり、富や齢をもたらし、その年に行うべきことを予告する信じられている神。「なまはげ」のように異形であったり、祖先神であったりする。

まれびと

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/19 05:12 UTC 版)

まれびとマレビト(稀人・客人)は、時を定めて他界から来訪する的もしくはの本質的存在を定義する[1]折口学の用語。折口信夫思想体系を考える上でもっとも重要な鍵概念の一つであり、日本人信仰・他界観念を探るための手がかりとして民俗学上重視される。まろうどとも[2][3]


  1. ^ 福田アジオ「日本民俗学の開拓者たち」(山川出版社 2009年 ISBN 978-4-634-54706-3) 71ページ
  2. ^ 新村出編『広辞苑』(第五版)岩波書店、1998年。
  3. ^ 日本大百科全書(ニッポニカ)『まろうど』 - コトバンク
  4. ^ A・スラヴィク『日本文化の古層』未来社、1984年、84-86p頁。 


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