塔の魔女
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「ウィッチクラフトワークス」の記事における「塔の魔女」の解説
クロノワールシュヴァルツ・シックス 声 - 釘宮理恵 仄と魔女たちの接触後に冬月市に現れた塔の魔女。一人称は儂(わし)。見た目は少女だが数百年を生きており、かざねとは古くからの知人。ワニの使い魔(鰐紳士)を連れている。 かざねに「魔女たち(ヴァルプルギス)の夜」の始まりを告げ、仄にかけられた封印を解くように彼へ飴玉を与えた。その後は「綾火の排除」を避けて封印が完全に解けるのを待つ日々を送っている。一度魔女たちを集めて洗脳し、封印を解かせる計画を立てていたが、実行する前にかざねの勘違いで「魔女狩り」にあってしまい、捕まってボコボコに拷問されてしまった。 一方で、メデューサの真の目的を理たり、ウィークエンドに利用されていることに気づきながらそれに乗り、計画が失敗した彼女を一蹴したり、テレビアニメ版ではかざねと正面から互角に渡り合える強さを見せるなど、底の見えない存在。本気で戦闘を行う際には、トカゲのような姿に変化する。大好物は「強い魔女の松果体」。 名前が長いため、場合によっては「クロノワール」と表記されることもある。 クロノワールとかざねの出会いについては魔女の恋人に描かれている。鰐紳士 声 - 長克巳 スーツとハットを華麗に着こなす人型のワニの使い魔。クロノワールシュヴァルツから「セバス」と呼ばれ、彼女のことを「お嬢様」と呼ぶ。両頬に大きな傷がある。クロノワールシュヴァルツの命で、冬月市の塔の魔女全員を力尽くで集めるなど、高い実力を持つ。 メデューサ 声 - 沢城みゆき 塔の魔女であり、KMM団団員たちの師匠。物だけではなく「封印」や「時間」と言った概念すら石化させることができる、クラフトワークの1つである土の元素魔法アースクラフト「石眼石手」を持つ。弟子への態度は厳しいものがあるが基本的には弟子想いであり団員たちを「娘」と呼び、彼女たちから慕われている。 かざねにより石封(モノリス)に封印されていたが、仄を手に入れるべく自力で封印を破って逃亡し、かざねの自宅を訪れた彼と綾火を襲った。一時は綾火を圧倒するが、自身が不完全だったことと白姫の登場により、敗北する。かざねに(白姫の復活が)ばれないようにと綾火の計らいで多華宮家へ隠されるが、結局はKMM団の暴走によって仄が捕縛されたせいでかざねに見つかってしまい、ローテンブルクの魔女に引き渡された(拷問したがるかざねから無理やり強奪した)がそこから逃げ出した様子。以来、就職活動をしながら逃亡生活を送ることとなった。ウィークエンド戦終盤で霞とニーチの戦いに乱入し(ただし、霞を助けたわけではない)、しかも、(たんぽぽ以外の)弟子たちがまともに戦わないのを見て激怒し、たんぽぽ以外の弟子全員を修行と称して連れ去った(このため、たんぽぽは置いて行かれる格好となった)。しばらく潜伏していたが、突然脈絡なく多華宮家の向かいに「目出兎」と名乗り引っ越してくる。自身に動揺しない小町に何か思うところがあるのか、特に暴れる様子は見せていない。 「石眼石手」を継承した何代目かの「メデューサ」であるが、現在は力の源である目と手を封印されたため、不完全な形でしか利用できない状態となっている。クラフトワークによる破壊は工房長の街との契約でも修復できず、それゆえかざねは自宅の破壊をメデューサによるものと勘違いして白姫の封印が解けたことに気付かなかった。 ウィークエンド 声 - 平野綾 大勢の部下を引き連れ、仄の中に眠る白姫の力を手に入れるために冬月市へやってきた塔の魔女。かざね同様「終わりの魔女」の称号を持った実力者であるが、名前は「終わりの魔女」としての名であり、本名は不明。戦闘力は高くない一方、それを圧倒的な知略や戦略で補っている。しかし、自身の策に絶対的な自信を持つあまり、想定外のことが起きると脆い一面がある。古い魔女を嫌い、部下は全て若い魔女。塔・工房問わず若い魔女に敬意を払っており、部下の人望は厚い様子。 若いころに白姫と関わり、彼女の圧倒的な「破壊と再生」に魅入られて以降は破壊と再生の魔法研究の道に進んだ。戦場を好み渡り歩く中で、爆弾魔法兵器「ゲヘナの火」を開発し、魔女のみならず一般人をも殺すその力は世界を変えうるものと認められ、魔女最大の名誉「アルティマシュリ行き」を命じられる。しかし、それを拒絶したために「終わりの魔女」の称号を受け、逃亡生活に入った。 そして白姫エヴァーミリオンの力を得るべく数年がかりの計画を練り、メデューサやクロノワールシュヴァルツを利用して白姫の封印を解いた後に行動を開始。事前に仕掛けておいた爆弾魔法で町全体を攻撃し、かざねの魔力を奪って彼女を無力化した。また、全身に爆弾を仕掛けた人質を用いるなど、工房の魔女たちを翻弄するが、仄と綾火の想定外の行動を前に計画が狂い、撤退。ウィークエンドを喰らおうと現れたクロノワールシュヴァルツとの戦闘に敗北し、かざねに捕縛されて囚われの身となった。 その後はかざねとの契約により、冬月高校に化学教師兼生徒指導(魔女である生徒を主に担当)として赴任。与えられた役割は私情を交えずキッチリとこなすタイプらしく、その生徒指導ぶりは仄をして「ちゃんと教師をしている」と言わしめるほど。アルシナにより冬月市の魔女が時間軸から隔離された際も、生徒の保護を第一に考えていた。 主な戦闘方法は事前に町中に仕掛けておいた爆弾魔法だが、他にも魔法を封じられた際に使用する時限爆弾や手りゅう弾などの通常の爆弾、自身がダメージを受けた際に瞬時に発動する自動再生魔法、使い魔らしき巨大な生物を使役する魔法を使用している。ジブラルタアル 声 - 巽悠衣子 塔の魔女で、ウィークエンドの部下。土を操作する魔法を使う。魔法の使えない綾火と対峙し、自身の魔法で生み出したゴーレムを操って一時は優位に立つも、魔法が無くても高い身体能力を持っていた綾火の反撃により、顔面に飛び膝蹴りを受けて敗北する。 テレビアニメ版では綾火に敗北した後、クロノワールシュヴァルツに捕縛されて拷問を受けていた。 ニーチ 声 - 飯田友子 ウィークエンドの部下。水鏡の魔法によって対象を真似る能力を持っている。霞と対峙し、自身の魔法で複製した巨大化摩訶ロンを駆って互角以上に渡り合う。 最後は戦いの余波で校舎から転落しかけたかざりを助けようとした霞の隙を突き、彼女を追い詰めるも、突如現れたメデューサによって石化される。 7巻でも登場。霞&摩訶ロンと巨大ペンギン(とたんぽぽ&巨大ウサギ兵)の戦いに復讐として乱入するも、超々強大化した摩訶ロンに諸共踏みつぶされた。 メテオラ 声 - りょうか 仮面を着けた塔の魔女で、ウィークエンドの部下。棘の付いた球体を隕石のように降らせ、攻撃する。偶然世界に侵入し、恭一郎と対峙するも敗北した。 エヴォーク 声 - 斉藤佑圭 ウィークエンドの部下。治癒魔法を使える。 KMM団 倉石 たんぽぽ(くらいし たんぽぽ) 声 - 井澤詩織 KMM団のリーダー格。動物の耳(いわゆるケモミミ)に縦長の瞳という身体的特徴からも、人間とは異なる種族である。仲間からは「たんぽぽちゃん」、仄からは「耳の人」と呼ばれる(たまに「クライシスさん」または「クレイジーさん」と呼ばれるなど、まともに呼ばれたことの方が少ない)。 威勢のいい好戦的な性格だが、若干天然で稚拙。性知識には疎い。上記のような特徴の割には比較的識人であり、綾火や霞にツッコミを入れたり、仄に魔法のアドバイスをすることもある。 塔の魔女として最初に仄を襲撃し、彼に魔法世界の存在を知らしめるきっかけとなった。その後、仲間と共に冬月高校へ転入し、仄の肉体に宿る白姫を狙って綾火や霞との戦いを重ねる。しかし、KMM団で最も攻撃的な性格から暴走しやすくトラブルメーカーであるため、綾火の忠告に反発して手柄を示そうとメンバーを引き連れて動いたことで、メデューサの所在をかざねに知らせてしまうという大失態を犯している。 式神使いでもあり、「白ウサ騎紙(きし)団」と呼ばれるうさぎ兵士の数十体を一度に指揮できる。しかし、どれも成分は紙なので火には非常に弱く、綾火とは根本的に相性が悪いものの、当の本人は懲りもせず反省もしない。 ウィークエンドとの闘いの終盤で、迎えに来たメデューサに置いていかれてしまい(メデューサの項でも記載しているが、実際はたんぽぽ以外のメンバーがまともに戦わないのを見て激怒し、連れ去ってしまったため)、そのまま多華宮家に三度居候している。一時期、綾火を倒すために霞と同盟を組んだが、綾火に気づかれすぐに崩壊した。その後も色々と霞にパシられることが多いが、徐々に打ち解け合い、霞からも信頼を得つつあるらしい。その一方で、メデューサにたびたび近況を報告しており、仄の監視をしている。 目野輪 冥(めのわ めい) 声 - 飯田友子 たんぽぽと行動を共にし、黒いスライムを操って空間歪曲魔法を使う。長いウェーブヘア。目に眼帯を着けており、お揃いの眼帯を着けたコーストフェンリルという種のオオカミの赤ちゃんを飼っている。赤ちゃんオオカミは自力で歩けないので、冥がいつも肩に乗せている。性格はがさつで口が悪い。綾火に対して「一度でいいから抱かれたい」、といったレズのような発言をしていたことがある。 メデューサと共に匿われていた時にかざねらの目前で堂々と仄を捕縛したため、メデューサが匿われていることをかざねに知られる直接の要因を作ってしまった。 飾 鈴(かざり りん) 声 - 麻倉もも 愛称はカザリン。たんぽぽと行動を共にし、死霊使いの一種である骨使い(ボーンアニメーター)。爬虫類の骨を摩訶ロンと同じくらい巨大化させて操ることができる。鈴の髪飾りを付けたボブカットで、おっとりとした表情の大人しい性格。原作では「♪」など音符のみが発言であることが多いが、アニメでは少ししゃべることも。ニーチと戦っている霞を、世話になった礼として助けようと提案していた。 宇津木 環那(うつぎ かんな) 声 - 夏川椎菜 たんぽぽと行動を共にし、魔物を収めた大きな呪文書「ブラックヴァイス」を使う。一人称は「アタイ」。ツインテールに眼鏡で、陰気な表情の少女。獣耳好きでたんぽぽと仲が良く、天然ボケな彼女の突っ込み役でもある。常に白目。同人誌を書いており、綾火の命令で仄に朗読による睡眠学習(内容は仄と綾火のストーリー)をさせられている。 桂 虎徹(かつら こてつ) 声 - 日岡なつみ たんぽぽと行動を共にし、日本刀「虎鉄」を扱う。眼鏡にショートカット、武士のような口調の少女。KMM団だけでなく、剣道部にも入部届を出している。 星組 あい 声 - 又吉愛 金髪に赤色が一房混じった少女。普段は迷子に親切に接する優しさを見せる一方、魔女としての目的のためにはそれらを意に介さない「塔の魔女」らしい魔女。大型の剣と2丁の魔法拳銃(グロック17)を使う。使用する弾丸は根の部分が星型になっている。星組であることを誇示して他の塔の魔女を威圧することもある。 仄を狙って冬月高校へ転校した際、クロノワールシュヴァルツに洗脳される。それをかざねに解いてもらう条件として、仄に手出ししないことを約束させられている。 まい 声 - 白石真梨 右側頭部にサイドポニーにして結んだ髪と褐色の肌が特徴の魔女。使用する武器や魔法は不明。星組で飼っているリャマに乗って登校する。 みい 声 - 黒田友佳 キツネ耳、キツネ尾の魔女。巨大なハサミを武器に戦う。使い魔はお面をつけたキツネで、みいがクロノワールシュヴァルツに洗脳されている間はクラスで飼われていた。原作では口数が少ないが、アニメ版では京言葉で威勢よく話していた。
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正式名称「象牙の塔の魔女」。象牙の塔とは、研究に没頭して現実社会からかけ離れた学者や学者の理想郷のような意味合いを持っており、研究成果を出すためなら他人や社会がどうなろうと意に介さない。魔女姿が白めなのは、象牙色をシンボルカラーとしているためである。塔の魔女同士でも派閥があり、仲間意識は皆無に等しい。
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